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2006年8月 7日 (月)

ナタリー・ポートマン 2

http://www.youtube.com/watch?v=bTV85fQhj0E&feature=Views&page=1&t=w&f=b

このビデオの女の子の名前はアンナ・スヴィダースキー。17歳。
2006年4月20日も、アンナはマクドナルドで夜遅くまで残業していた。客席を清掃していたアンナは、突然、一人の若い客にナイフで胸を刺され、病院に運ばれたが死亡した。アンナの死はよくある事件のひとつとして、町の人以外には知られずに、消え去ってしまうはずだった。

しかし、MySpaceでアンナとリンクした人たちから、その友達へとアンナの悲劇のニュースのコピーがメールで送られた。そして友達はまたその友達へとニュースのコピーやURLをメールで伝えた。

そうするうちに一週間も経たないうちに、全米で加盟者7千万人と言われる世界最大のネットワーク・コミュニティじゅうに広がり、アンナのことなど何も知らない人たちが彼女の死を悼み、遺族に寄付金を送った。

映像貼り付けサイトYouTubeには、アンナがMySpaceに上げていたセルフポートレイトを編集した追悼ビデオがUPされ、そのヒット数は、彼女の死から11日目の現在、百万ヒットを超えている。

Natalie_1  ナタリー・ポートマンにインタビューした時、彼女はこう言った。

「ニュースや新聞で『死者二名』と読んでも、みんな『そういうものか』と思うだけです。その死者数が二百人に増えても、二十万人になっても、二百万 人になっても、自分とかかわりがなければ、人は『そういうものか』と思うだけです。そういう数字にもマヒして、何も感じなくなります。でも、その二百とか 二百万という数はただの数字ではありません。ひとつひとつが私たちみんなと同じように、それぞれの人生を生き、人を愛し、愛されていた人たちなんです。映 画や物語の使命は、ひとつひとつの数字に想像力で血肉を与えて、ひとつひとつの人生として感じられるようにすることです。私はそうしていきたいと思ってい ます」

ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
2006-05-01 百万人が涙した、マクドナルドのバイト少女のYouTube より
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060501

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