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2006年11月14日 (火)

102: かもめ食堂

さすがオール・フィンランドロケ!
やさしい透明感のある時間が流れています。

サチエは、毎日真面目にやっていれば、いつかお客さんはやってくる、
そう思っていたのです。

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フィンランド題: RUOKALA LOKKI

監督/脚本:荻上直子
原作:群ようこ
プロデューサー:前川えんま/天野眞弓
撮影:トゥオモ・ヴィルタネン
照明:ヴィッレ・ペンッティラ
録音:テロ・マルムベリ
美術:アンニカ・ビョルクマン
音楽:近藤達郎 キャスト

出演:小林聡美  片桐はいり  もたいまさこ  ヤルッコ・ニエミ  タリア・マルクス  マルック・ペルトラ

上映時間: 1時間42分
製作年: 2005年
製作国: 日本
日本公開: 2006年3月11日

群ようこが本作のために書き下ろした小説を、『バーバー吉野』の荻上直子監督が映画化した人間讃歌。サチエ(小林聡美)はヘルシンキで“かもめ食 堂”を始めたものの客はゼロ。ある日彼女は最初の客で日本かぶれの青年トンミ(ヤルッコ・ニエミ)にガッチャマンの歌詞を教えてくれと言われるが、出だし しか思い出せない。彼女は偶然本屋でミドリ(片桐はいり)を見かけ……。
公式HP http://www.kamome-movie.com/

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女性好みの映画だと思う。ストーリー云々というより、映画の中で流れている時間が、生活が、とってもキレイ。華美でなくシンプルな空間や服装、食べ 物も心惹かれる。画面もポストカードにしたいくらい絵になっていて、色使いも美しい!!あたしの好きな雰囲気が画面からあふれ出している感じだ。

Troll_1 この映画の澄んだ空気感を醸し出しているのは、舞台が「フィンランド」てのに依るトコロも大きいと思う。フィンランドというと「森と水とシャケ!」「ノキ ア、サウナ、キシリトール、サンタクロース、白夜」。あと、映画中で片桐はいりも読んでたけど、ムーミンもフィンランド生まれ。そういえば、ムーミン・ト ロールのモデルって、北欧の国の伝承に登場する妖精の一種「トロル」なんだけど、宮崎アニメ「トトロ」も、メイが「トロル」を上手く発音できなくて「トト ロ」になってた。2007年からはフェラーリのF1ドライバーになる“アイスマン”ことキミ・ライコネンもフィンランド人だっけ。(ライコネンはF1の公 用語・英語が上手くないらしい。)

フィンランドでは、公用語のフィンランド語とスェーデン語、プラス英語なんかの言葉を習得するので、三ヶ国語が話せるのが普通らしいけど、日常生活 ではフィンランド語を話す人が大半らしい。そして、フィンランドに限らず北欧は、高額の税金を払うかわりに、教育、医療、年金などの社会保障が整っている 生活大国というイメージがある。あと、この映画のHPで知ったんだけど、フィンランドでは国民の権利として、だれの所有でも森へ自由に入って散歩したり、 ベリー摘みや茸狩りができるんだって。自然と楽しく共存してるんだね。

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←「かもめ食堂」のメニュー。クリックすると大きくなります。

この映画、ほとんどのシーンはかもめ食堂内で、メインの登場人物の内3人は日本人だし、食堂では日本食だ。“おにぎり”は日本人の「ソウルフード」 ということで、竹ザルに握りたてのおにぎりが出てくるシーン、とっても美味しそうだった。そんな風に日本づくしだけど、フィンランドの空気感がちゃんとあ る。『かもめ食堂』は、フィンランドの首都ヘルシンキ市内で「Kahvila Suomi(カハヴィラ・スオミ)」というカフェを借りて撮影したみたいだ。映画の中の時間はゆったりしていて、とても首都(都会?)で撮影したとは思え ない。実際のヘルシンキもこんな雰囲気なのかな??

9月29日からフィンランドでも公開が始まったようで、あちらでも評判は上々のようだ。フィンランド版のキャッチ・コピーは「フィンランドで撮影さ れた初の日本映画」。映画中での小林聡美のフィンランド語は、現地の人が聞いても上手らしい。『RUOKALA LOKKI』はフィンランド語で「RUOKALA=食堂」「LOKKI=かもめ」つまりは邦題と同じ(あたり前?)。

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» かもめ食堂 [Love Life style]
フィンランドはヘルシンキを舞台に繰り広げられるストーリー。 何も考えずに肩の力を抜いて ゆったりとした気持ちで鑑賞できる映画。 かもめ食堂のメインメニューは、おにぎり。 DVD鑑賞をするためにゴハンを炊いて おにぎりを作り、おにぎり...... [続きを読む]

受信: 2006年11月28日 (火) 23時40分

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