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2007年2月27日 (火)

『バベル』に興味津々

遠い昔、言葉は一つだった。
神に近づこうと人間たちは天まで届く塔を建てようとした。

神は怒り、言われた。
“言葉を乱し、世界をバラバラにしよう”

やがてその街は、バベルと呼ばれた。

旧約聖書 創世記11章

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言葉が通じない。
心も通じない。
想いはどこにも届かない。

私たちは争いが絶えない世界の住人である前に、同じ星に生きる命のひとつではなかったのか?
今、モロッコで放たれた一発の猟銃が、アメリカ、メキシコ、そして日本の孤独な魂をつなぎあわせ、息をのむラストへと加速する。
LISTEN―――聴いてほしい。
初めて世界に響く愛の声を。

『バベル』、それは世界を変えるかもしれない、未知の映画体験。

 

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英題: BABEL

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
製作:スティーヴ・ゴリン / ジョン・キリク
脚本:ギジェルモ・アリアガ
撮影:ロドリゴ・プリエト
音楽:グスターボ・サンタオラヤ

キャスト:ブラッド・ピット  ケイト・ブランシェット  ガエル・ガルシア・ベルナル  役所広司  菊地凛子

製作年: 2006年
製作国: アメリカ 
日本公開: 2007年 G.W.

モロッコ、メキシコ、アメリカ、日本を舞台に、それぞれの国で、異なる事件から一つの真実に導かれていく衝撃のヒューマンドラマ。

◇ モロッコを訪れたアメリカ人旅行者の夫婦。女は地元の子供に誤って撃たれ、瀕死の重傷を負ってしまう。 ◇ 一方、サンディエゴに住む彼らの子 供たちは、メキシコ人のベビーシッターが、故郷で行われる息子の結婚式に連れて行った。だが国境警察から足止めされ、良からぬ誤解をされてしまう…。 ◇  そして東京。妻をなくしたばかりの父とその娘。娘は母の死後ずっと、母を失ったこと、そして自身の耳と口が不自由であることに苛立ちを感じていた。まだ 現実すら受け止められない父に、娘の怒りが激しくぶつけられる…。

それぞれの場所でそれぞれに降りかかる悲劇。やがてそれは共有する運命へと加速する…。    

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■■■アカデミー賞

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この映画はアカデミー賞に6部門7ノミネートされ、特に菊地凛子が助演女優賞にノミネートされていたので、そのことが日本ではとても話題になっていた。残念ながら菊地凛子の受賞は逃したけど、授賞式でシャネルのドレスを身にまとった彼女は、凛として美しかったな。

◇ 昨年のカンヌ映画祭で上映されたときに、シャネルのデザイナーであるラガーフェルド氏が菊地凛子を気に入り、その後、彼女がパーティーや授賞式で着るドレスはシャネルが提供している。今までは結構不評だったけど、アカデミー賞でのドレス姿は好評だった。

アカデミー賞受賞:  作曲賞

アカデミー賞ノミネート: 作品賞 ・ 監督賞 ・ 助演女優賞(アドリアナ・バラッザ) ・ 助演女優賞(菊地凛子) ・ 脚本賞 ・ 作曲賞 ・ 編集賞

アカデミー作品賞、監督賞、脚本賞の受賞は逃したけど、面白そうなので公開されたら観に行きたい。

 

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■■■2007,03,05追記  日本語音声に日本語字幕を!

菊地凛子が出演が決まる前から手話の勉強をしていたことが、TV番組でも取り上げられていたように、彼女は耳が聞こえない役を演じている。この映画、500人くらいの聾唖者の方々が協力しているらしい。

そして公開に先立って、1月に東京で聾唖者の人達に試写会が催されたんだけど、英語やスペイン語、手話は字幕付なんだけど、日本語に日本語字幕がつ いていなかったため、耳の聞こえない彼等は日本語のシーンを理解する事が出来なかった・・・なんて「聾唖者向け試写やっといて何それ!?」ってことがあっ た。そのため、2月に入って字幕を付けるなどの対応を求める著名を募っている。

配給会社のギャガでは、せりふの他に効果音なども表す聴覚障害者用の字幕を全編に付けた特別版を作る方向だ。ただ、映画は約300スクリーンで封切り予定で、どこまで特別版が用意できるか、まだ分からないという。

話題の映画「バベル」に言葉の壁 ろう者が落胆・困惑 2002.02.22

バベルの日本語音声にも字幕を!! 

web-shake □□映像コンテンツに於けるバリアフリー化を目指している。□□ 署名活動(映画「バベル」の日本語音声に字幕を) ネット投票

 

■2007.4.23追記: 日本全国、日本語含め全編字幕がつくことになったそうですね。

 

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■■■2007,03,08追記  日本ではゲリラ撮影!

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映画撮影の許可を取るのが難しいことで知られる東京なんだけど、この『バベル』、実は無許可撮影が殆どだったんだね。っていうか、日本では許可が取 れなくて、他の国で撮影した・なんて話しを友人から聞いていたので、あたしはちょっとビックリしちゃいました。メジャーな監督のハリウッド映画を撮るのに ゲリラ撮影ってありなの!? そういえば昔、ジャン・レノと広末涼子の『ワサビ』って映画も殆ど日本(東京)が舞台だったけど、よく許可とれたな~って 思って観たけど、あれも無許可だったのかな?・・・そんな分け無いか(笑)。

本 作は、アメリカ、モロッコ、メキシコ、日本ということなる4つの場所が舞台となっている。日本が大好きな監督は、実際に日本で撮影することにこだわったそ うだが、そのために苦労も多かったという。「実はほとんどゲリラ撮影だった」となかなか撮影許可が下りずにしびれを切らせ、強硬手段に出ていたことを明か した。

「マスクを被って、まるで本物のゲリラ集団みたいな格好で撮影した。警察に見つかって、追われたこともあったよ」と怪しげな撮影風景を想像させた。 渋滞のシーンや街中のシーンはほとんどがゲリラ撮影をしたシーンなのだが、特に差し止められることもなく上映される。証拠映像としても必見だ。 シネマトゥディ 2007/03/08

東 京での撮影許可がおりず、ゲリラ的な撮影を強いられた監督は「日曜の朝7時に高速道路に1分程度渋滞を作ったら、20分後には警察に追われる身になりまし た。でもその状況を段々と楽しむようになり、まるで学生映画を撮っているような気分でした」と苦労を話しました。そして「今回はどこに申請しても許可が下 りなかったのですが、映画作りに協力してくだされば収入にもつながるとも思うので、お願いします」と日本に懇願しました。 【BABEL LiSTEN Vol.6】 ジャパン記者会見開催!

“菊地凛子”の名前ばかりが踊るけど“役所広司”も出演してるんだよね、この映画。伊丹十三監督『タンポポ』で「白服の男」を演じて以来、結構好きな役者さんなので、こちらも楽しみにしている。

 

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■■■2007,03,09追記  二階堂智

B_201 上記画像右端に写っている「二階堂智(にかいどう さとし)」は、バベル東京パートで刑事役で出演しているそうです。脚本家・倉本聡さんが主宰する富良野 塾出身で、『ラストサムライ』にも出演していたそうです。・・って、そうなの?あたし『ラストサムライ』は劇場で観たけど、ピンとこない。『バベル』では ちゃんとチェキしよ!っと。 公式プロフィール

 

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■■■2007,04,20追記  『バベル』はマイナスイメージ?

亀井伸孝氏の『 亀井伸考の研究室 ジンルイ日記 』から抜粋

2007年1月31日 (水)  アカデミー賞の見識が問われる

映画「バベル」でろうの女子高生役を演じた女優・菊地凛子が、第79回アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた。この部門での日本人女優ノミネートは49年ぶりの快挙とかで、マスメディアは受賞への期待ムードとともに一斉にこのことを報じた。
ところが、この受賞に強く反対するという見解が出ていることをご存じだろうか。

それを表明しているのは、日本のろう者。『デフニュース』(ろう、聴覚障害、手話関係のニュースを配信するメルマガ)発行人の一人で、ろう者関係の世界では著名な方である。

なぜ反対するか。菊地の演技はろう者と手話の認識にマイナスの影響を与え、誤解を引き起こすからだと言う。この声明では、彼女の手話と演技はまったくいい評価を受けていない。・・・続きを読む

 

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【未来記事 ^^; 】

5/6  初体験!?好き度が変化してきた!

5/6  『バベル』それは世界のたった5日間の出来事の一部!?(5/18訂正) :時系列

5/2  検索ワードから見る◆マイブログ記事『バベル』への興味対象のまとめ

4/28 バベル(5/18訂正) :2回、観ました ^^

4/23 『バベル』を楽しむ密かなチェックポイント!?

4/20 『バベル』あまりの不評さに興味を抱く (笑) :監督インタビュー・他
 

 

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