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2007年3月28日 (水)

2008年夏の公開が楽しみ!『崖の上のポニョ』

宮崎駿監督・新作『崖の上のポニョ』来夏公開が楽しみ!

Po_001_2_5 『崖の上のポニョ』

原作・脚本・監督 : 宮崎駿

作画監督 : 近藤勝也
美術監督 : 古田昇
色彩設定 : 保田道世

音楽 : 久石譲

プロデューサー : 鈴木敏夫

制作:スタジオジブリ 

(c) 2008「崖の上のポニョ」製作委員会


来年の夏に完成予定『崖の上のポニョ』は、「人間になりたい」と願う金魚姫・ポニョと、5歳の男 の子・宗介の交流を描いた作品。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーによると、宮崎監督の長男で映画「ゲド戦記」を監督した吾朗さんが、5歳だったこ ろのことが基になっているという。

CGを使わない素朴な描き方の宮崎駿オリジナル作品だという。CGで超リアルなアニメ作品『ハッピーフィート』を観た後だけに、余計に気になる宮崎監督の新しいチャレンジ。来年の夏の公開を楽しみに待ちたい。

 

以下、ジブリ関連の情報の覚書きやリンクです。今回、改めて『宮崎駿』に興味を持ったので、あれこれ調べたことの記録です。興味のあるトコロだけでも覘いてみてください・ね。

 

◆◆◆◆◆ 『崖の上のポニョ』関連情報 ◆◆◆◆◆

スタジオジブリ公式HP  色んなジブリ情報が見れます

最新情報 2007年03月19日
スタジオジブリ次回作「崖の上のポニョ」が発表になりました。

いつものジブリ日誌 2007年3月 

2007年3月19日(月)「崖の上のポニョ」製作発表の記者懇談会が行なわれる。鈴木さんは、なぜか、中日ドラゴンズのファンクラブのブルゾンを着て登場。

*名古屋市生まれの鈴木プロデューサーは熱狂的なドラゴンズファンらしい。

2007年3月23日(金)「崖の上のポニョ」初ラッシュが行なわれる。“ラッシュ”というのは、“ラッシュ上映チェック”のことで、出来上がった映像をスクリーンに映してみて問題ないか確認することをいう。

シネマトゥデイ 2007/03/20 宮崎駿の新作『崖の上のポニョ』は制作から一年半!すべて手書き!  

鈴 木敏夫プロデューサー「制作に取り掛かって一年半。今回は、今までの作品のような緻密な絵とは違って、CGを使わない新しい描き方の長編に取り組んでいま す。緻密さをなくすことで、アニメーションの楽しみは何なのかを考え、(宮崎は)本来の楽しさを持ってやってみたいそうです。」

YOMIURI ONLINE ジブリをいっぱい インタビュー/100人のジブリ

宮崎駿監督や鈴木プロデューサーはもちろん、興味深いインタビュー記事がたくさんあります。

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 映画を創る~宮崎駿・創作の秘話~
    放送日:2007年3月27日(火) 22:00~22:59
    放送局:NHK総合テレビ

プロフェッショナル スタッフノート 

宮崎監督取材秘話 ディレクター:あらかわ  
2007年3月24日 「それは1つの出会いから生まれた」 
2007年3月25日 「書生になります!」 
2007年3月26日 「最後の宣教師」

 

最後にジブリ関係のお奨めYouTube動画にリンクしてます。でも、2007年3月27日NHK放映のプロフェッショナルのYouTube動画にはリンクしてないので悪しからず。

 

◆◆◆◆◆ プロフェッショナル TV放映・内容覚書 ◆◆◆◆◆

プロフェッショナル 仕事の流儀 宮崎駿スペシャル
   ~ 宮崎駿・新作に挑む 2006年春から密着100日間 ~

海が舞台で
ポニョ かわいいね 
宗介 えらいね

って映画になるらしい(笑)

◆◆◆
Po_004 宮崎監督は シナリオ作りからじゃなくて 
“風呂敷を広げた”イメージボード作りから始める
それは “脳みそに 釣り糸を垂らす”作業

ウチのオンボロTV 数々のイメージボード

ほら 鈴木さん(鈴木プロデューサー)が 
ちゃんとひっかかったでしょう
面白そうじゃん って

錯覚でもなんでもいいからね
とりあえず 見たやつが 
おもしろそうと思えばいいんですよ

面白くなさそうじゃん って思ったら 
それで終わりなんだよ


質問に答えて 宮崎監督
「長編は最後でしょうね 物理的にも・・・」


イギリス旅行のさいに立ち寄ったテート・ブリテンラファエル前派と呼ばれる画家たちが描いた絵に、宮崎監督は大きな衝撃を受けたという。その1枚「オフィーリア」(1852)ジョン・エヴァレット・ミレイ。細部まで丹念に描き込まれた画面、光の具合によって微妙に表情を変える油絵の質感に圧倒された。Po_003

なんだ 彼らが全部やってたことを 
下手くそにやってたんだ って思ったわけよね

驚嘆すべき時間だったんだけど

ああ おれたちのアニメーションは 
今までやってきた方向で このまま行っても 
やっぱりダメだって
自分達が 薄々感じてるもんなんだけど

おれは感じてる 
もう これ以上行きようがないって

*ラファエル前派がやってたこと: 題材は中世の伝説、聖書、文学などに取材したものが多い。/画風は徹底した細密描写が特色。/自然をありのままに再現すべきだ。この思想の根幹には、神の創 造物である自然に完全さを見出すという信仰があった。/明確な理論をもった芸術運動ではなかったラファエル前派は長続きせず、数年後にはグループは解散し た。

◆◆◆
正直につくんなきゃいけないんですよ
裸になって 本当に

これは 娯楽映画だからってつくっていても
実はその人間の根源的な思想が よく出てしまうものなんです
だすまいと思っても 出ちゃうんですよ
それで隠してつくると しっぺ返しが本人だけに来るんですよ

どういう風にくるかっていったら
やっぱり正直に映画つくらなかった というしっぺ返しが来るんです
自分にダメージが来るんですよ
だから 映画 作れなくなりますよ


理想を失わない現実主義者にならないといけないんです
理想のない現実主義者ならいくらでもいるんです
理想がない現実主義者って最低ってことだからね

そういう現場にしたくないですよ

Po_008_1“精度を上げた爛熟から 
             素朴さへ舵を切りたい”

ここに影塗って ハイライトつけてとか
全部塗り分けてとか やっていけばいいけど
それ やりたくないんだよね

それ 嫌いじゃないんだけど 
この映画は違うんだって

『ポニョ、来る』・・・イメージボードの1枚の題名
この映画の本質は あの1枚なんですよ

『ポニョ、来る』 “これが映画の最初の1枚なんです”↑↑ウチのオンボロTV

*宮崎監督の“理想を失わない現実主義者”という言葉は、2003/3/17 読売新聞 「監督の味方」が第一の仕事 鈴木敏夫プロデューサーにも出てきます。二人はコミュニーケーションをよくとっているみたいです。この言葉は昨日今日でてきたのではなく、ズット宮崎監督の信条なのでしょうね。


6月28日 『ゲド戦記』の試写会

宮崎監督 1時間くらいして中座 タバコを一服しながら一言
「気持ちで映画を作っちゃいけない」

試写会が終わって
「何が聞きたい」
「いや あの 見た感想っていうか・・・」
「僕は 自分の子どもを見ていたよ」
「自分の子ども・・・?」
「大人になっていない  それだけ」

初めてにしてよくやったっていうのは 演出にとって侮辱だからね
この一本で世の中を変えようと思って やんなきゃいけないんだから
変わりゃしないんだけど
変わらないけど そう思ってやるのがね 映画を作るってことだから

*子供が父親に抱く想い、父親が子供に抱く想い、それは誰にでも複雑なものがあると思うけど、そういったパーソナルな事をこうやって公にも取り沙汰されるって、大変だね。。。 鈴木プロデューサーの宣伝戦略もあるだろうけど。


Po_002_1準備作業の最後に 
あえてアトリエから離れ 
独り篭るという

場所は瀬戸内の
崖の上にある知人の家 
期間は一週間

一番人間が孤独でいるときに 声をかける必要は全然ないんだよ
それをそういう風に撮るかってのが カメラを持っている人間の仕事なんだよ
その時にどういう気持ちなんですか?って 君は聞くだろう

僕は不機嫌でいたい人間なんです 本来
自分の考えに 全部浸っていたいんです
だけど それじゃならないと思うから 
なるべく笑顔を浮かべている人間なんですよ

みんなそういうものを持っているでしょう
その時に やさしい顔をしていますねとか 笑顔を浮かべていると思う?
映画は そういう時間に作るんだよ
映画が近くなってきたら どんどん不機嫌になるさ

さあ もういいだろ

 

おまけ

Po_006_1  Po_007_4

宮崎監督が淹れてる珈琲のカップがトトロ。着ているベストにもトトロが。オンボロTVを携帯で撮ったボケボケ画像なのと、キタナイ文字はご愛嬌ってことで・・・(笑)。仕立屋ジブリの服かな?違うね、きっと、トトロだしね。そういえば、表参道の「仕立屋ジブリ」が立ち上がるまでには苦労したみたいですね(苦笑)。 2005/3/29 読売新聞 「仕立屋ジブリ」はこうして生まれた

宮崎駿の愛車“シトロエン・2CV”

2cv “カゴいっぱいに卵をのせて、一つとして割ることなく荒れ地を走破 できるように”という事が開発時の条件のひとつであったように、乗り心地が特徴のひとつだというフランスの名車・シトロエン・2CV。それが宮崎駿の愛車で、この特番でも登場していた。

ちなみに2CV(ドゥー・シー・ボー)は“二馬力”って意味で、この車の愛称にもなっている。宮崎駿の個人事務所「二馬力」はここに由来している。

『ゲド戦記』イメージボード:宮崎駿監督(左)と宮崎吾郎監督(右)

この放送を見て、『ゲド戦記』の宮崎駿監督と宮崎吾郎監督のイメージボードの違いが示すものが何かってことが、おぼろげながら分かったような気がした。Hayao_1_1  Goro_1

 さくらの映画スイッチ 『ゲド戦記』感想 2006/8/2   

息子が監督をやる事に反対していた宮崎監督のイメージボードが描かれた経緯が 読売新聞2006/7/11 [ジブリの挑戦]「ゲド戦記」編(上)息子と父「2枚の絵」に書かれている。

 

◆◆◆1秒のアニメに24枚の油絵!!制作期間は三年間。 

『春のめざめ』 :世界の優れたアニメーション映画を紹介する、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー事業の第1弾。

Haru_001英題: MY LOVE
製作年: 2006年
製作国: ロシア
日本公開: 2007年3月17日
(シネマ・アンジェリカ)
上映時間: 27分 
配給: 三鷹の森ジブリ美術館

通常のセルアニメとは異なる、油絵を用いた独特の技法による映像美は、まるで油絵が動いているような画期的な仕上がり。 2007/3/7 読売新聞 三鷹の森ジブリ館長に聞く

 

◆◆◆お奨め! ジブリ関連・YouTube動画◆◆◆

YouTube動画 宮崎駿「原画」術 ver.千と千尋の神隠し

春巻きの食べ方、千尋が顔をこする、それらをアニメで表現する・・・ごまかしは許されない。宮崎駿監督の観察眼が凄い。“見る”という表現から、個人の弱点や人生観にまで話は及ぶ。

YouTube動画 『On Your Mark』  1995年制作

Po_400ジブリ実験劇場
製作:Real Cast Inc.
制作:宮崎駿 と スタジオジブリ 
Music:チャゲ&飛鳥

チャゲ&飛鳥のPVで話題になった、SFアクションです。お奨め!です 

YouTube動画 『千と千尋、ジブリ美術館 宣伝』

『千と千尋の神隠し』の名場面がダイジェストで見えます。「ジブリ美術館」チケット販売告知スポットでは、美術館の様子を見ることが出来ます。こちらもジブリ美術館のCMで、大型のネコバスにカオナシが乗ってる!

YouTube動画 ジブリがいっぱい スペシャル 

ハウス食品がジブリ「猫の恩返し」に協賛した時のキャンペーンCMです。ゴロッとした野菜がはいったカレーが、とっても美味しそうです。こちらのジブリのハウス食品CM「おうちで食べよう 1」、「おうちでたべよう 2」もほのぼのしてる。

YouTube動画 『Le Roi et l'Oiseau ~王と鳥~』 

Po_900 若き日の宮崎駿が影響を受けたアニメのひとつ。「ルパン三世 カリオストロの城」は「王と鳥」のリメイクだと宮崎駿は公言していた!? 建物の上下移動で表す世界観は、「王と鳥」に影響を受けたらしい。王と鳥 公式HP 

おまけ:YouTube動画 Le Roi et l'oiseau fin ネタバレ有り。ラストシーンです。。巨人兵が!!。。。。。鑑賞前の人は観ないでね。

◆◆  。。。どれも、と~っても楽しい!! 

YouTube動画 『ピンチクリフ・グランプリ』 1975年制作・ノルウェー

Pi001 日本公開 2007/2/3~2007/3/16 

ジブリアニメではありませんがお奨め。 ^^;

1977年にモスクワ国際映画祭グランプリ(児童映画部門)、最優秀アニメ賞をW受賞したノルウェーアニメらしいんですが、この人形アニメCGじゃないらしいんです・・・って、ええぇ~!?と驚きの仕上がりです。 公式HP

 

◆◆◆崖の上のポニョ関連・Wikiリンク◆◆◆

崖の上のポニョ  スタジオジブリ  宮崎駿 二馬力  鈴木敏夫  久石譲

 

◆◆◆おまけリンク◆◆◆ 

鈴木プロデューサーの見る“宮崎駿像”が面白い!

ほぼ日刊イトイ新聞 鈴木敏夫さんと深夜の映画館で。 - 2002年 -

第1回 物語は「縛り」から生まれる 
       『ハウル』にクルマを出すべきか、出さざるべきか?  

第2回 女性とゲイの時代が来ている?  

第3回 女の人は、もともと料理をしていない? 
       ジブリが女性を主人公にして作り続けて来たのは、偶然じゃないなぁ。 

第4回 NPOをどう思いますか?
 でも、ぼくは、もしも宮さんが
        お客さんが入る入らないということを心配しないで作っていいんだよ
        という環境を与えられた時に、
        どういう映画を作るのかに、興味があるんですよ

第5回 宮崎駿の弁当箱
        ぼくは宮崎に出会って26年目に入っているんですけど、
        食うメシが他人と違いますよね。

ほぼ日刊イトイ新聞 時間と空間と中枢神経の映画 鈴木敏夫さんとイノセンスを無邪気に語る - 2004年 -

第1回 六本木で、こんばんは

第2回 この一族のやりクチは

第3回 神経中枢を狂わせるのが、映画

第4回 「また、観なきゃ」って思う
        だから、たとえば『千と千尋』でも、千尋ががんばっているうちに、
        最初は2階にいたのに、次のカットで3階に移動していたりする。
        宮さんに指摘したら、本人も、「あれ?」って言うんですよ。
        「でも、もういいじゃない?」って。
        そういうことに対して平気でいられる視覚なんです。

第5回 映画監督の動機

第6回 セル画で作るアニメーションの頂点

第7回 いちばん気になること

第8回 時代の北極星
        まぁ確かに、宮さん(宮崎駿さん)の映画では、
        絵コンテは映画を作りながらできていくものだし、
        
何しろ時代の影響を非常に受ける人なんで、
        とにかく、長丁場なんですけどね。

        今回(ハウル)も、映画作りはじめたときに、
        ちょうどイラク戦争が勃発したりしまして。
        今回は、原作を扱ってる作品で、
        この原作の中でも戦争を扱ってたことがあって、
        そこらへんも描きはじめたんです。

 

 

 

Po_001_1 Po_001_2 Po_001_3 Po_001_4

宮崎版人魚姫『崖の上のポニョ』・・・来夏公開が楽しみです。

宮崎駿監督は、どんな時代を映画に反映させるんでしょうね?

 

2008/07/18 宮崎駿監督 ポニョの言葉

2008/07/20 『崖の上のポニョ』見てきました

 

 

 

 

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