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2007年4月 4日 (水)

131: クローサー

カラダを重ねるたび、唇がを重ねる。
ロンドン、不倫、孤独、四角関係。

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原題 : CLOSER

監督 : マイク・ニコルズ
製作 : ジョン・キャリー , ケイリー・ブロコウ , マイク・ニコルズ
脚本 : パトリック・マーバー

出演 : ジュリア・ロバーツ , ジュード・ロウ , ナタリー・ポートマン , クライブ・オーウェン

制作 : 2004  アメリカ
公開日  : 2005-05-21~
レンタル開始日 : 2005-09-07
収録時間 : 104分

ロンドンで引き寄せられるように巡り会った4人の男女が嘘と真実の狭間で激しく揺れ動く。R-15作品。 公式HP 

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あたしが見慣れないせいなのか、時間の追い方がとっても変わっていて面白く感じた。人生はいつもドラマティックじゃない。でもこの映画、なんでもな い日常をバッサリと切り捨てて、転機の瞬間のみを切り取って、かなりの時間をワープして場面を繋いでいる。尚且つ、その転換の仕方がハンパナイ。なんてい うのか、過去の転機の瞬間を、誰かがフラッシュバックで思い出しているような感じになってる。戯曲が原作だから、舞台チックな時間の追い方と言えるのかも しれない。そんな繋ぎ方が面白かった。

そんな風に時間の追い方が一気だから、この映画の中の人間関係は目まぐるしく変わり、中枢神経がイカレそうになる。ひぇ~~、えぇ~~、あらまぁ~、って感じ。あっという間に4年間・・って、オイ!(笑)

う~ん、このテンポとこの展開、受け付けない人も多いだろうね。 

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あたしがこの映画で面白かったのは、恋愛における“執着と諦めと飽き” “カラダとココロの位置付け”だろうか。この変の捉え方は、個人の恋愛経験や恋愛感が反映されるところじゃないかな。相手に誠実である・ってどういうことだろうか・・・?

ナタリー・ポートマンが‘愛が全ての若い女・アリス’を魅力的に演じていた。彼女は、オサナクて、ショウジキで、そして最後のシーンで、この後、少 女から大人の女へと成長していったのだろうと感じさせられた。ジュリア・ロバーツが演じる‘冷静さも持ち合わせた大人の女・アンナ’も興味深かった。彼女 は、ズルイのか、カシコイのか、ツカレタのか・・・いったいどうすればヨカッタのか・・・迷う判断に迫られていた。そして、‘真実を知りたがる男達・ダン &ラリー’の心情にも、ばかねぇと思いながらも切なくさせられた。

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今も公開中のジュード・ロウが出演している『ホリディ』でも、ネット社会ならではの設定が使われていたけど、この映画でもネット社会ならではの設定 が使われている。ちょっと無理が無い?・・・まぁ“映画”なんだけどさ。。。そういえば、『ホリデイ』も男女4人のラブストーリーだけど、観終えた後に残 る感覚はズイブン違う、当たり前だけどね。

 

ロンドンが舞台ってのが、沈んだ色合いの中、無機質過ぎない街並みで、四人の心情に合っている。この映画の登場人物には、‘男ってヤツは・・’とか ‘女というのは・・’って一括りした感じの視点が無かったから、観ていてリアルに感じたので、白けることなく最後まで楽しむことが出来た。

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この『クローサー』は、パトリック・マーバーの二作目の戯曲として1997年5月に英国国立劇場で初演された大ヒット作で、ブロードウェイ、東京など世界各国で上演されているようだ。そして、その原作を基にマーバー自身が新たな脚本を書き上げ、映画化が実現している。

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シェアブログ1571に投稿 ※↑は〔ブログルポ〕へ投稿するために必要な表記です。  深読みのし甲斐がある物語だよ、これは。 『クローサー』(2004年) 原題:"CLOSER" 参考:クローサー@映画生活 クローサー-シ... [続きを読む]

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