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2007年4月10日 (火)

134: フラガール

“フラ”という踊りにさして魅力を感じなかった、あたしは。

Fu_002_1 

監督・脚本:李相日
脚本:羽原大介
撮影:山本英夫
美術:種田陽平
音楽:ジェイク・シマブクロ

キャスト:松雪泰子  豊川悦司  蒼井優  山崎静代  岸部一徳  富司純子

製作年: 2006年
製作国: 日本
日本公開: 2006年9月23日
レンタル開始日 : 2007-03-15 
上映時間: 2時間0分 

配給: シネカノン

2006年報知映画賞 最優秀邦画作品賞受賞

昭和40年、閉鎖の迫る炭鉱を抱えた街を救うべく催される一大プロジェクト。その目玉となるフラダンスショーのために呼ばれた女ダンサーは、ド素人の炭鉱娘たちに嫌々ながらフラを教えるが…。公式HP

 

■■■さくら70点  レンタルDVD 

Fu_004公 開中、とっても評判が良かったこの映画。松雪も豊川も好きな俳優さんだし、何度か劇場に行こうかなと思ったけど、結局実際に足を運ぶに至らなかった。あん なにお客さんの評判がよくて、日本アカデミー賞でも最優秀作品賞、監督賞、他で五冠を達成し、いつも行く映画館で「感謝上映」として1000円で鑑賞でき たけど、やっぱり行かなかった。

それは、炭鉱町の再生にフラを頑張る少女達のお話ってトコロの、“北国で、炭鉱再生に、南国ハワイのフラ”っていうミスマッチ感が・・・う~んんん・ん~なんかなぁ、興味湧かないなぁって感じだったから。

↓この絵図らも・・・イマイチ・・・・・。

Hulagirl

Fu_001 で、実際にDVD鑑賞して、評判が良いのはなんとなく分かった。女性の“生き方が多様化”していく狭間の出来事、石炭から石油への転換という“需要の変 化”、それらを受け入れられない人との“軋轢”・・・涙を誘うシーンも少なくなかったし、変化に対応する難しさやその痛みってのを感じるシーンも多かっ た。

女性、それも少女にフォーカスした視線が、昭和40年の炭鉱の町という状況を、理屈っぽさを感じさせることなく分かりやすく伝えてくれたし、特殊な 一時代の話というよりも、普遍的な問題を感じさせる仕上がりにさせていた。破綻した北海道の夕張に重ね合わせて見るところもあったしね。     

Fu_003_1_1 ただ個人的には、純真な少女達が一生懸命頑張って云々ってトコロが、涙する反面、とっても苦手な展開でもあった。松雪の元SKDダンサーで云々っていう役柄の設定も、豊川も、蒼井も、富司の設定も、ベタ過ぎて好きではない。

常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ) の実話が下敷きになった映画だし、実在の人物がモデルだから、“設定”といっても虚構なワケじゃなくて、時代にあったものなんだろうけど、キャラも物語の 展開もそのストレートさ加減があたしは苦手で、感動もするがその感動があっという間に冷めるのも感じた。登場する人物の感情には同調して感動するんだけ ど、物語の展開にはイマイチ冷めた目を向けてしまったのだ。まぁそれは、“フラ”という踊りにさして魅力を感じなかったからという、あたしの個人的な感覚 のせいだと思う。     

Fu_200南 海キャンディーズの静ちゃんが、公開前も公開中もメディアで取り上げられていて、それが注目度アップにつながっていた。でも、映画の画面で見る異質 感・・・それは大柄というだけでなく、過剰に感じちゃった演技の拙さも含めて・・・はハンパじゃなくて、お笑いとしては好きなんだけど、この映画に関して はイマイチだった。     

Fu_201評判が高かったから、後半はイマイチに感じたことだけを強調する文章に偏っちゃったけど、DVDを観なきゃ良かったとは思ってなくて、やっぱり観て良かったと思っている。

岸部一徳の飄々とした演技も好きだったしね。

 

■『フラガール』のYouTube動画

静ちゃんのフラ練習シーン

初日舞台挨拶 最後のシーンのダンスって“タヒチアンダンス”っていうんですね。

蒼井優のフラ練習シーン 見せ場のひとつ。鑑賞前の人は観ないで下さいね。

蒼井優が最後に踊っていた舞台のシーン ラストシーンです。鑑賞前の人は観ないで下さいね。

ポリネシアンショー(タヒチアン) 蒼井優がソロで踊っていたタヒチアンダンスを、本物のダンサーが踊っています。

 

 

■■■映画ファンドによる制作
映画の内容が注目される一方、映画ファンドによる制作というシネカノンの資金調達方法も 注目を集めていた。制作側がスポンサーに気兼ねすることなく自由に創れるというので、この方法をとったことが、この映画が良質なものになった大きな理由だ とする感想も多くあった。この“映画ファンド”とか、他にも“音楽ファンド”とかって、あたしは昨年(2006年)あたりから目にするようになったけど、 一昨年(2005年)あたりから結構注目されていたみたいだね。 シネカノン公式HP

 

■■■フラとは?
フラ(ハワイ語: hula)はハワイの伝統的な歌舞音曲である。フラにはダンス、演奏、詠唱、歌唱の全てが含まれる。カヒコと呼ばれる古典的なスタイル(古典フラ)と、ア ウアナと呼ばれる現代的なスタイル(現代フラ)がある。フラは総合芸術であると同時に宗教的な行為でもあり、日本の能楽と同様、単なるダンスや音楽の概念 では捉えられないものである。wikiより抜粋

ダンス・ダンス 世界のダンス フラダンスで、・フラダンスの歴史 ・フラダンスの基本 ・フラダンスの動画 ・海外のフラダンスサイトを見ることが出来る。あたしは特に、フラダンスの動画その2が興味深かった。

あたしの“フラのイメージ”は、この映画にあったような現代フラしか無かったんだけど、古典フラがあってのものなんだなぁって思えて、“フラ”に興味が湧いてきた。

ハワイ州観光局 フラとレイの魅力に も、【フラの踊りには、ハワイの自然を表現しているものが多いようですが、古代のハワイでは「大自然=神」と考えられていました。そんな神々の中でも、ハ ワイの人々に最も人気が高いのが「火の女神・ペレ」。この神はタヒチの生まれで、ニイハウ島~カウアイ島から火山の噴火とともに南下し、最後はビッグ・ア イランドのキラウエアに落ち着いたと言われています。いわばハワイ諸島を作った「創造の神」と呼んでもいいでしょう。この女神にはヒイアカという妹がい て、彼女がポーポエという半神から「フラ」を教わり、姉であるペレの前で踊ってみせたのが、フラの起源と伝えられています。】とあり、なんか面白そうだ。

おまけ:フラの祭典「Merrie Monarch hula Festival」YouTube動画 フラって多彩なんですね。知りませんでした。Fu_005

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» フラガール [映画や本を淡々と語る]
木枯らしが吹く炭坑の街、福島県いわき市は石炭から石油へエネルギー源が変り、閉山が続いていた。その危機に炭鉱会社が目をつけたのが観光。余った石炭や温泉を利用したハワイアンセンターである。 [続きを読む]

受信: 2007年4月10日 (火) 08時59分

» 映画「フラガール」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
泣けるよ、泣けるよ、と最初からそう思いながら観た、・・そう思いつつも思いの片隅に、わざとらしく感動を押し付けられるのではとの疑念もあったのだが・・ 時は昭和も40年、時代の波に押され風前の灯の常磐炭鉱、大量解雇の嵐が吹き荒れるなか、閉山の穴埋めに構想された... [続きを読む]

受信: 2007年4月10日 (火) 12時51分

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