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2007年8月 4日 (土)

204: 雲南の少女 ルオマの初恋

お金が出来たら何がしたい?
エレベーターに乗りたい!

Ruoma_002



原題 : 諾瑪的十七歳 / WHEN RUOMA WAS SEVENTEEN

監督 : チアン・チアルイ
製作 : ヤン・ホンウェイほか
脚本 : モン・チアソン
出演 : リー・ミン ヤン・チーカン シュー・リンユエン リー・ツイ

上映時間 : 90分

製作 : 2002年 中国
日本公開 : (東京)2007-06-16~ (名古屋)07-28~

2000年もの間作り続けられた中国雲南省の少数民族ハニ族の棚田。この鏡のように美しく雄大な棚田を背景に17歳の少女ルオマの初恋がみずみずしい映像で描かれる。主役は当時地元の高校生だったリー・ミン(ハニ族)。本作でデビューし、金鶏奨新人賞を獲得。

国内外の映画祭で好評を浴びた新鋭チアン・チアルイ監督による青春ドラマ。中国雲南省の小村に住む17歳の少女が写真家の青年にひかれていくさまを、繊細に映し出す。

ハニ族の少女ルオマの夢は、昆明にあるというエレベーターに乗る事。ある日、町でとうもろこしを売っていた彼女は、カメラマンのアミンと出会い、観光客相手に写真撮影の仕事を始めるが・・・・・公式HP

◆◆◆さくら70点 劇場鑑賞(シネマスコーレ)

棚田の美しさが見たくて鑑賞。水を張った棚田に雲が影を落とす様子、下界に見える雲、美しい曲線を描いて段々になった棚田はとても美しかった。満足したけど、出来たらもう少し大きなスクリーンサイズで見たかったなぁ。ショウガナイけどね。
Unnan_001

Naesirosakura 右画像はこの春に友人が送ってくれた写メ。「苗代桜」が水田に写ってとても美しい。

苗代ザクラは 別名を暦ザクラともいい、下呂市の和佐地区、大和橋を渡った小丘に立っています。この桜は2本の巨木からなり、樹齢約400年といわれています。うち一本 は樹高30メートル、目通り周囲3メートル、他の一本は樹高25メートル、目通り周囲1.3メートルで、樹勢は今なお盛んです。

苗代ザクラの名の由来は、その美しい桜の花を見て里人が苗代(田植え)の準備を始めたということからきています。

  

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下記から、微妙なネタバレあります。物語の展開については無いつもり。


あ たしが目を惹かれるのは、やっぱり食べ物。とうもろこしを大きな鍋(中華鍋っぽい)で茹でる。大根の葉を水牛に食べさせる。茶碗から箸で食べる。来季の種 にするために吊るされて乾燥したトウモロコシ。路面でトウモロコシを焼きながら売る様子。おかゆをレンゲですくって食べる。

ハニ族の棚田を観光に来た外国人。「ありがとう」って言ってる。日本人観光客がいない場所は無いのね。。。^^;

ガラスなんて無い窓。藍色に染めた布を干す。ヘルメット無しで風をきって走る山道。細く曲がりくねったあぜ道。大きな竹筒のキセルで煙草をふかす。石を背負って上る坂道。写真館に続く坂道。町へ降りる坂道。色んな坂道・・・・・。木桶で湯浴み。

全てのシーンが目に焼きつく・・・・・。

 

あと、ルオマ役の女の子がとにかく可愛い。見た目はむろんなんだけど、その演技が素朴で、怒ったり、喜んだり、泣いたり・・・が、画面が捉えている澄んだ空気と一緒になって、とても瑞々しい感情を伴って伝わってくる。
Ruoma_001

民族衣装の帽子(?)をとると、ガラッと雰囲気が違ってみえます。

Ruoma_003

下記、『雲南の少女・・・』あれこれです。

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元陽県棚田撮影マップ  美しい棚田の写真を見ることが出来ます。

GoogleMapで見る 中国の棚田 その1  その2  日本の棚田 その3

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365日映画コラム より抜粋

「雲南の少女 ルオマの初恋」
美しい棚田をバックに「無垢な17歳」の切ない恋えがく

2007/5/30

雲南に行けば「青い空と白い雲」がある。TVの仕事で雲南に出かけたチアルイ監督はこの地に魅せられ、雲南三部作を作ることになる。この作品はその第一部だ。

雲南省は中国最西南部に位置し、緑の森林に囲まれている。この物語の主人公が住んでいるのはかなり山地に分け入った急斜面。標高は2000Mもある雲の上 の村だ。北京や上海など大都会では古い中国は消えて行くが、ここでは山の斜面の小さな田んぼが縞馬の模様のように連なり、その棚田にすべてを託して昔なが らの生活を送っている。そこに住むハニ族には余り選択肢は無い。先祖伝来の小さな棚田を守って生きる。山あいに無数に連なる棚田は、太陽の光を反射し緑の 稲苗を抱いて、言葉に尽くせぬほど美しい。

キャストで演劇経験のあるのは当時北京電影学院3年のヤン・チーカンのみ。ルオマを演じるリー・ミンはハニ族の高校生で素人。浅黒い肌に吊り上がった大き な目、めくれている肉厚の唇、南方独特の美しい顔立ちだ。田んぼの中で泥を投げあう恋の告白の儀式。泥を顔に被ったルオマがアミンを見つめる目は情を込め て光っている。この演技でリー・ミンは中国のアカデミー賞にあたる金鶏奨の最優秀新人賞を獲得している。現在は大学の3年生で法学を専攻しているという。

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ルオマを演じるリー・ミンのインタビュー(日本語字幕付) YouTube動画

Ruoma_000

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» 「雲南の少女 ルオマの初恋」:東京都現代美術館前バス停付近の会話 [【映画がはねたら、都バスに乗って】]
{/hiyo_en2/}ここで観たのよね、「雲南の少女」。 {/kaeru_en4/}いや、あれは東京都写真美術館。ここは東京都現代美術館。 {/hiyo_en2/}ややこしいなあ。どうりでなんか見覚えのない建物だと思ったわ。東京て、同じような名前の美術館とか博物館がいっぱいあって、わけわかんない。 {/kaeru_en4/}おいおい、田舎から出てきたばかりのおのぼりさんみたいなこと言うなよ。 {/hiyo_en2/}おのぼりさんだもん。雲南の少女みたいなものよ。 {/kaeru_en4/}ちょ、... [続きを読む]

受信: 2007年8月 4日 (土) 14時42分

» 雲南の少女 ルオマの初恋 [しぇんて的風来坊ブログ]
中国の西南部の省、雲南には多くの少数民族が住み、これはハニ族の話。 民族の文化を保っており、また風景が美しい地域として有名なところ。 この映画でも特に棚田の絶景の美しさと主人公ルオマの民族衣装・髪飾り・無垢な微笑による愛くるしさで、観ているだけで癒される映像。ここではそんな雲南に押し寄せてくる観光客、ちょっと中途半端で情けないカメラマン(男優さんには悪いが、コヤツにひっかかるてゆうのも・・・)が織り成す、近代化で失われるものの反対の純真さのルオマの、ちょっとした成長物語。 特にテレビな... [続きを読む]

受信: 2007年8月 5日 (日) 18時42分

» 『雲南の少女 ルオマの初恋』 [たーくん'sシネマカフェ]
またまた、中国映画ですが、初々しい彼女の笑顔を観たくて「雲南の少女ルオマの初恋」鑑賞。監督:チアン・チアルイ 出演:リー・ミン、ヤン・チーカン、シュー・リンユエン、リー・ツイ 上映時間:90分(2002中国)概略雲南省で祖母(リー・ツイ)と暮らす少数民族&ldquo...... [続きを読む]

受信: 2007年8月13日 (月) 21時27分

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