223: グッド・シェパード (11/7訂正)
英題 : THE GOOD SHEPHERD
監督・製作 : ロバート・デ・ニーロ
脚本 : エリック・ロス
製作総指揮 : フランシス・フォード・コッポラ / デヴィッド・ロビンソン / ガイ・マケルウェイン / ハワード・カプラン / クリス・ブリガム
製作 : ジェームズ・G・ロビンソン / ジェーン・ローゼンタール
撮影監督 : ロバート・リチャードソン
プロダクションデザイン : ジャニーン・オップウォール
編集 : タリク・アンウォー
衣装デザイン : アン・ロス
音楽 : マーセロ・ザーヴォス / ブルース・ファウラー
キャスト : マット・デイモン アンジェリーナ・ジョリー アレック・ボールドウィン タミー・ブランチャード ビリー・クラダップ ロバート・デ・ニーロ ウィリアム・ハート ジョン・タートゥーロ ジョー・ペシ エディ・レッドメイン
製作 : 2006年 アメリカ
日本公開 : 2007年10月20日
上映時間 : 2時間47分
1961年4月17日、アメリカの支援を受けた亡命キューバ人の部隊が、カストロ政権の転覆を目論み、ピッグス湾に上陸。だが、内部の情報漏れによって作戦は失敗、CIAは窮地に立たされる(ビックス湾事件)。 3日後、作戦の指揮を執ったベテラン謀報員エドワード・ウィルソンのもとに1本のテープが届けられる。録音されていたのは、ベッドで交わす男女の秘密めい た会話だった。事件の真相を究明するエドワードを襲う、過酷な運命と驚くべき真実。そして、彼は究極の選択を迫られることに……
◆◆◆さくら 59点 劇場鑑賞(109エグゼクティブシート)
シーンの美しさと音楽に後押しされて、2時間47分の長丁場を退屈までは感じないで見ることが出来たけど、見てみたら好みじゃない映画だった。
テープが伝える真実も、伏線によって気付いてから明かされるまでが長いので、本来ならクライマックスであるシーンに「やっとだよ^^;」って感じ で、テンションが上がらなかった。コレだけに限らず、「おっ!?」と思ってからその答えが示されるまでが、あたしには短すぎるか長すぎるかイキナリかで、 そのテンポに気持ちがのれなかった。まあ、このテンポの不安定さがもたらした(あたしにとっては)心地悪さが、大きな感情表現や派手なシーンの無いこの映 画を、飽きさせずに見させる力だったとは思う。
推し量る事の出来るエドワードの苦悩や過酷な諜報状況に、惹き込まれるものを感じられなかったのは、あたしがエドワードに、“悲しみ”を感じなかったからだと思う。見終えた後には、単に「虚しい世界だなあ・・・あれがまだ延々と続くんだなあ」って淡々と思っただけだった。
かなり綿密にリアルに作りこまれているというこの映画、その良さを理解できなかったのは残念。この分り難さは、それだけエドワードのいる世界が、複 雑で難しいという事なのだと思う。そして、それをリアルに表現しているのだとは思う。その表現していることの全容からすると、残念ながら、あたしにはすく い取る力と推し量る力が足りな過ぎた。もう一回見たら内容も把握できて、その感想も変わるかもしれないけど、そんな気力は無い。^^;
◆映画の背景
1939年 エドワード19歳 第二次世界大戦勃発
1940年 結婚
1941年 ロンドン勤務 ジュニア誕生
1945年 終戦 冷戦時代へ ベルリンに派遣
1946年 エドワード26歳 帰国 ジュニア5歳
1947年 CIA発足
1957年~ 宇宙開発競争
1959年~ キューバ革命発生
1960年~ コンゴ独立 コンゴ動乱
1961年 エドワード41歳 ジュニア20歳 1月J.F.K大統領就任 4月ビックス湾事件 5月キューバ革命政権が社会主義を宣言
WASP スカル・アンド・ボーンズ☆ OSS CIA☆ ウィリアム・ジョセフ・ドノヴァン アレン・ウェルシュ・ダレス ジョン・F・ケネディ フィデル・カストロ FBI KGB SIS 第二次世界大戦 冷戦 宇宙開発競争 コンゴ動乱 ビックス湾事件 キューバ危機 ユリシーズ☆ LSD
タイトルの『グッド・シェパード』は、「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる」という新約聖書のキリストの言葉の引用。(ヨハネ福音書 羊飼いと羊の群れ)「グッド・シェパード」=「良い羊飼い」=「キリスト」=「神」・・・・・
ちなみに犬のシェパードは本来は牧羊犬。
以下、かなりネタバレあり。
◆迷走気味なあたしの疑問。・・・・・疑問に思う前提の理解が間違ってるかもしれない、考えても答えの出ないあたしの小さな疑問。
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★11/7追記★ 文庫『グッド・シェパード』を読んだ。自分でも笑っちゃうくらい映画の内容を把握してなかった。なので、以下の文章に勘違いが、訂正するのも面倒なくらいある。この色の文字で、適当に略して追記しておく事にする。 ★11/7追記★
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(1) フレデリックス教授はエール大学の教授だったけど、FBIの捜査官に協力したエドワードが写し取った親ナチ名簿(ドイツスパイのリスト?)で、辞職に追い込まれた。でも実は、ナチスではなくSIS(イギリスの諜報部員)だった。(あのリスト、あんな無造作に置いた鞄に入れて置くなんて、あまりにも無防備すぎる。)えっと、これはポーランド侵攻(1939.9)の前(←あたしの勘違い・後)だけど、彼はSISの密命で、アメリカ在住の親ナチからドイツの動向を探っていたという事になる。FBIは彼がSISという事を知らなかったわけだけど、その後、イギリスのSISで活動してた事からみると、SIS‘だから’無事に帰してもらえたという事なのかな。だけど結局は、SISに「知りすぎて」殺される。
その前にエドワードと少しやりとりがあるんだけど、性癖(ゲイ)云々、靴紐云々、で、フレデリック元教授がエドワードの靴紐を結んだけど、この流れがどういう意味になってたのかが???だ。
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フレデリックの“安易な友好関係(ホモセクシャル)”を問題視。アーチ・カミングス(SIS)は、諜報活動から外れるようにフレデリックを説得する役目を、エドワードに依頼。そして、エドワード自身の靴紐を結ぶ事は、「フレデリックが引退を拒絶したという合図」=「殺害の合図」になっていた。だからエドワードは、自分の靴紐をなかなか結べなかった。その気持ちを察して、その合図の意味を知るフレデリックが、エドワードの靴紐を結んだ。・・・・・この時、フレデリックが説得に応じていたとしても、結果は同じだったろう、と文章が続いている。そして、それをフレデリックも分っていたのだろう。
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(2) エドワードの東側から呼ばれるコードネームが、“マザー”だったのは何故なんだろうなあ?
(3) エドワードの父親が自殺したのは、何でだったのかなあ?自殺を事故だってとっさに嘘を付いたのは、自殺はキリスト教では大罪だからだよね。
エドワードが学生の時に、スカル・アンド・ボーンズの事を話してて、「最近はカトリックも」みたいな話をしてたけど、当時のカトリックやプロテスタントってどんな特徴があったのかな?エドワードも妻になったクローバーもプロテスタントだよね?避妊や離婚はどう考えられていたのかな?
(4) 親子でCIAかあ、・・・・・それって変じゃない?ありなのか?
追記:公式HPの【佐藤優氏の語り下し】 ・親子諜報員?とは・・・?が参考になった。
(5) エドワード・ジュニアは、1961年にはCIAになっていてコンゴに派遣されていた。 (追記:コンゴ動乱wikiが関係してそう。) で、色仕掛けに陥落して盗聴される。1961年には21歳。若いとはいえ、あんな感情的でCIA、この先大丈夫だろうか。^^;
そもそも、キューバ侵攻のひそひそ話し(笑)をジュニアに盗み聞きされたのって、自分の家なの?エドワードは自分の家の外で機密を話していて、それをお風呂に入っていたジュニアに聞かれた? ・・・・・なんかなあ~。
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ジュニアのキャラは、文庫では違和感なかった。密談場所は、スカル&ボーンズのディア島集会の時で、ロッジの前だった。この辺の件も、様子が書かれていて納得。
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(6) エドワードは、コンゴの部屋に飾ってあった息子にあげた帆船を見るまで、ジュニアの線は疑っていなかったのかな。「気をつけろ」「僕は大丈夫だよ」みたいな会話を電話でしたから、心配はしてたし、もしかしたらとは思ってたんだよね、きっと。
しかし、ジュニアは最後まで盗聴されてた事、つまりはハニー・トラップだった事を信じなかったのかな?あんなに重大な秘密を漏らしているんだから、思い返せば気付きそうなものだが。彼女が妊娠したから、父と同じように本意では無く結婚する気になった、・・・・・という感じは無かったから、恋は盲目って事か。・・・にしても、なんかなあ~。
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(懐中時計を改造したボトルシップは、エドワードがイギリス赴任中に自分で作ったモノを、ジュニアのお土産にした。)ジュニアに関しては、文庫を読んでそれなりに納得。
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(7) 「コンゴの恋人」はなんでKGBの諜報活動に協力していたのかな・・・。 「わたしといれば安全」・・・じゃないだろっ・笑。恋に落ちて結婚を決断するまで、あっという間のようだけど・・・・彼女に迷いは無かったのかな? 自分のやった事(ハニー・トラップ)や、結婚相手の周りに漂っている不穏な空気は、気にならなかった? 映像から窺われた通り、結婚する喜びと幸せだけに包まれて、あのセスナに乗ったのかな?
エドワードの妻・クローバーや元恋人・ローラは、気持ちの変遷が何となく分ったけど、「コンゴの恋人」は、正体も含めてなんかしっくりこない。
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文庫を読んである程度は納得。彼女はセネガル出身で、モスクワで教育を受けたKGBのスワロー(色仕掛け専門のスパイ)だった。
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(8) エドワードの妻・クローバーに、ローラとの浮気現場の写真を送ったのは、何者で目的は何? 写真を送ったのはユリシーズで、エドワードに対する嫌がらせで、「隠れてやってるつもりだろうけど、みんな筒抜けだぞ」という脅し。心理戦。・・・・・といったトコロが妥当かな。
学生時代のローラの恋は本物だったと思うけど、劇場での再会も偶然だったのかな? イギリスでも難聴を装ったKGB女スパイに篭絡されてたし、誰かに仕組まれた? そんな分けないか。^^;
エドワードが 通訳女性ハンナに篭絡されちゃったのは、彼女が補聴器を付けていて、ローラを思い出したからだよね。補聴器はカモフラージュ(盗聴器&遠隔指示器?)だったけど、補聴器を外しシャワーを浴びる彼女に小さな声で「ハンナ」と呼びかけ、彼女が反応した=耳が普通に聞こえる・・・でそれがバレた。ハンナが補聴器をしていたのは、ローラとの事を知っていて、エドワードの興味を惹くためだったんだよね? ローラとの事は5年程前だから、調べようと思えば可能だもんね。
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浮気現場の写真を送った可能性は、他にも二つ上げられていた。
文庫にはハンナの補聴器が盗聴器云々の明記は無かった。でも、その他の機器の明記から、この当時にそんな小さな盗聴器は存在しなかったと思われた。
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(9) 偽ヴァレンティン・ミロノフの部屋にあった、SISのアーチ・カミングスが贈った本「ユリシーズ」から偽造パスポートが発見されて・・・・ってなるんだけど、あれってヴァイオリンを取りに行った時間で探したわけじゃなくて、二つのシーンが重なっていてハッキリ把握できなかったけど、実は別の場所と時間なんだよね? エドワードがあの時、「ユリシーズ」の本が怪しいと目を付けたのは勘なんだよね? 本が浮いてたのって、何かを示しているの? あの偽造パスポート(フィンランドのだっけ?)は、正体がバレた時にいち早く国外退去できるように、こっそり渡されてたんだよね???
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偽
ミロノフのオフィスで、「ユリシーズ」の本を怪しいと思ったのは、その右側の本が少し浮いていたから。つまり、「ユリシーズ」の表紙の下部が上部より厚いため、右側の本がその下部の厚みに乗っかって浮いていた、という事らしい。で、そこからパスポートと指示書を発見したエドワードは、それを持って偽ミロノ
フの家へ行く。
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で、偽ミロノフのヴァイオリンを聞く、パスポート発見、アーチ・カミングスに会う、はどういった順序で進んでいったのかなあ? あたしが書いた順序通りなのかな? ・・・順序によっては、出来事の意味やエドワードの思ってる事が微妙に変わってくるよね。
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1)パスポート発見 2)偽ミロノフのヴァイオリンを聞く 3)アーチ・カミングスに会う(文庫では電話)の順序。
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あれで、亡命してきた元KGBのはずが、実は・・・・・が分るわけで、見せ場のひとつなんだけど、変な事が気になっちゃった。
実は・・・・・偽ミロノフはSISのスパイだった!? じゃないよね。うん。
えっ
と、アーチ・カミングス(SIS)が、実はKGBに寝返っていて、偽ミロノフはKGBが送り込んだスパイだったんだよね? ・・・・・でも、だったとした
ら、本物ミロノフの亡命がKGBにバレた時点で、何らかの連絡が偽ミロノフにいき、国外退去するんじゃないの? いや、本物の亡命を知ってても、シラをきり通して潜入を続けるつもりだったのか、実際そうだったし。
偽ミロノフは‘亡命’したわけだから、KGBと連絡を取る手段は限られていたはず。パス ポートだってカミングス(SIS)から受け取ってるしね。取調べ室で見るまでは、本物の亡命を知らなかったかも。
あの後、偽ミロノフとアーチ・カミングス、どうなったのかなあ。 。。。。
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偽ミロノフはFBIに連行、そして、ビックス湾事件のスケープゴートにされた。文庫では、アーチ・カミングスはソ連に亡命。
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追記:公式HPの【佐藤優氏の語り下し】 ・フィンランドのパスポートを 読むと、偽ミロノフはKGBのスパイというので、妥当みたいだ。アーチ・カミングスはSISに居ながら、何か弱みを握られてKGBに内通するようになり、 その後アメリカに派遣されてきた、といったトコロだろう。そういえば、アーチ・カミングスがエドワードに「僕は孤独だ・・・」みたいな事を言ってたなあ。 。。。
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文庫で明かされたのは、アーチ・カミングスの弱みは、ホモセクシャルという事だった。フレデリックがそのために殺された事からも分るように、諜報員にとって
は致命的な弱みだった。ホモセクシャルであるという事は、保守的な社会の中で、閉鎖的なコミュニティと強固で親密な友好関係を作りがちなのが問題で、諜報の世界では疎まれていた。
でも、フレデリックをその性癖で追い込んだ彼も実は、って、うう~~ん^^; だ。 “ケンブリッジ・リンク事件”
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(10) お土産を買いたいから1ドル札をというユリシーズの部下に、「その1ドル札はアメリカ合衆国からプレゼントするよ」みたいな事を、エドワードがユリシーズのいる前で言って、部下が子供への“お土産”を買うシーンがあった。あれは、「1ドル札(暗号)はアメリカ合衆国(CIA)からプレゼント」と比喩していて(ユリシーズを暗に揶揄してる?・笑)、つまりお土産(指示)を買ったユリシーズの部下は、CIAのスパイって事だよね? お札を使った暗号のやりとりは、最初のほうでもあったしね。続編があるっていう話だから、あれは何かの布石なのかな?
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最初に1ドル札を使って暗号のやりとりをしていた顔の見えない相手が、実はこのユリシーズの部下だったのだ!? この時の“お土産”が国会議事堂のスノーグローブというのも、ボトルシップ同様、閉じられた調和を象徴していて面白い。
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ま、お互い入り乱れて、諜報活動をしてるってわけだ。「誰も信じるな」の世界だね。「嘘をつくと孤独になる」「嘘をつくな」と言った父親の教えがココロに残る。
(11) えっと、エドワード(OSS)が引っかかったハニー・トラップのハンナを殺したのはOSS(←あたしの勘違い・実はKGB)で、ポットに沈めた“補聴器”でKGBに「バレてるぞ」というメッセージを送ったんだよね。次に、コンゴでジュニア(CIA)が引っかかったハニー・トラップの「コンゴの花嫁」を、セスナから落としたのは何者?
「彼女を信じられるか」とユリシーズに聞かれ、無言で信じられない事を示したエドワード。という事は、彼女を信じられないエドワードが殺した? この先、息子を通じて情報流出した事がバレないように、息子を通じて情報が流れないように、つまりは“息子のために”、コンゴの花嫁にいなくなって欲しかったはずだもんね。
エドワードがコンゴに行ったのを、CIAは知ってるんだよね? で、CIA長官には「何もなかった」って報告したんだよね、勿論。キューバ侵攻失敗(ビックス湾事件)は、CIAにKGBへの内通者がいるとCIA長官も疑ってたけど、「実は自分のヒソヒソ話をジュニアが聞いていて、そのジュニアがハニー・トラップに引っかかってKGBに盗聴された」なんて報告したら、CIAには居られないし、下手したら抹殺、は大げさか(でもない?)。ま、報告できるくらいなら、ユリシーズに脅されないもんね。となると、理由が明示できないから、コンゴの花嫁をCIAに殺させるのは無理だよね。
いやいや、年を経てCIAの中心にいるエドワードなら、イギリス時代と違って、理由が明示できなくても、組織に彼女を殺させることが出来るんじゃないかなあ(でもない?)。でも、これって「秘密の上塗りの秘密」で、CIAに対する背徳行為だから、かなり危険なことだよね。
ユリシーズ(KGB)が殺したのかな?彼女が死ねば、「秘密」を知っているのは、エドワードとユリシーズだけになる。つまり・・・・・、あれれ、えっと、つまりどういう事になるのだろう。エドワードに貸しをひとつ作った? 。。。じゃなくて、彼女を信じられないのはユリシーズも同じことで、彼女を通じて東側の情報が西側に流れるのを防いだのかな? だったら、彼女じゃなくてジュニアを殺す???
コンゴの‘同志’が、彼女を殺したのかな? *コンゴ動乱
コンゴの花嫁が‘事故死’した事を聞いたエドワードは、意外な顔をしなかった。そうなる事を知ってた雰囲気だった。彼女のお腹に子供(つまりは孫・・・)がいる事を聞いた時は、ちょっとビックリしてたから、それは知らなかったのだろう。
・・・・・で、「コンゴの花嫁」をセスナから落としたのは何者?
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ソ連より先に、優秀な人材(ナチスの科学者)をアメリカに引き寄せるために、エドワードはベルリンのOSSで、ドイツ人スカウトとその情報収集をしていた。そのためドイツ語通訳が必要だったので、ハンナが雇われていた。
エドワードから’送られてきた補聴器(ハンナのものでは無い)’で、バレた事を知ったユリシーズ(KGB)が、役を果たせなくなったハンナを殺したんだね。これにはちょっとビックリした。けど、文庫を読んで納得。
国の機密を敵に流すというのは国家反逆罪だから、バレれば粛清(暗殺)されるのは疑う余地は無い。(二重スパイにさせられる場合もある。)それは、KGB、SIS、そしてCIAも当然。コチーノス・・・つまりはビックス湾という単語を盗聴されたジュニアは、バレたらCIAから粛清される。
「コンゴの花嫁」を殺した、この流れを作るのは「あのコンゴでの写真とテープ」、「偽ミロノフ」、「CIA長官の怪しい金の流れを記録した書類」、「1ドル札の暗号」、色々絡んでくるので書き記すのがメンドウなので省略する。・・・・・ただ、実行犯は花嫁の元同僚、つまりKGBだった。この辺の絡みは、一気に物事が収束する感じで、本当に面白かった。
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(*) スパイものに通じてないあたしの思考回路は、迷走気味だ。理解していない事が、まだたくさんあると思う、・・・・・けど、この映画の本質(良さ)が、こんなトコロにあるんじゃないのを、あたしも分ってる。ただ、気になっちゃったのよねぇ。 。。。
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★11/7追記★ ホントにまるっきり映画を理解していなかった。文庫を読んで、こんな内容だったんだとビックリしちゃった。自転車がパンクさせられていた理由、アメリカの“裏庭”と呼ばれる中米、マヤ・コーヒー、イナゴ、スカル&ボーンズの指輪をした指、そして、イタリアン・マフィアが請け負った事、とか色々ね。そういう意味があったんだと納得。
それと、文庫では“場所”がハッキリと理解できたのが、よかった。例えば、ローラと出会ったのがニューヘイヴン市立図書館(エール大学は男子校)とか、盗聴テープで脅すユリシーズと再接触したのがワシントンD.C.のスミソニアン博物館で、ユリシーズの部下と1ドル札のやりとりをしたのもその時だとか、それ以外も色々。場所が理解出来ると、その状況も理解しやすいからね。あたしは、その辺も映画についていけてなかったから、余計に混乱していた。
あと世界情勢や外政・内政によって、CIAという諜報機関とその諜報活動が変容(大組織に成長)していくの が、エドワードを通してとてもリアルに感じられて興味深かった。それとエドワードの家庭が崩壊していく様も、切なさが感じられて悲しくさせられた。エドワードの“仕事”は、作戦の進行にかかわるトラブルがあれば、その指揮には時間を選べないし、時差がある場所とのやりとりもある。‘プライベート’なんて無い彼が、家族といる時間にも仕事を持ち込まざるを得なかった、そんな様子が緊迫感と共に詳しく書かれていて、激務を実感させられた。CIAの変容、家族の崩壊、そのどちらも映画では、(あたしには)ボンヤリとしか感じられなかったけど、文庫ではハッキリと感じられた。
そして極めつけは、映画では他に気を取られ過ぎてあたしが感じられなかった、エドワードが変容(諜報員として成長)していく様、その非情さ、そこにある哀しさや虚しさや孤独、それらが、文庫を読みながらひしひしと感じられたことだ。それに、クローバーやジュニアやローラだけでなく、彼を取り巻く人たち、つまりは各国の諜報員たちの心情も感じることが出来た。
文庫を読んで、諜報機関の底なしの闇を垣間見たような気がして、ちょっとだけ怖くなった。そして、その“魅力”も堪能できた。^^v
映画はあまりにも理解できなくて、あたしにとってはイマイチだったけど、文庫はもの凄く面白かった。でも、文庫が面白かったのは、映画を見て疑問が沢山あったからだとは思う。 ★11/7追記★
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◆キャストを見ながら復習・・・・・笑
◆画像を見ながら想像・・・・・笑

スカル&ボーンズ・・・ 一説によると1832年、留学先のドイツから戻った学生が、ヘーゲル哲学の理念に影響され、この組織を創設したという。国家こそが個人の自由を実現し、個人は国家に仕えることを義務とする、この国家と個人との調和を目指し、スカル&ボーンズは合衆国社会において活動する。








ヴァージニア州ラングレーのCIA本部その1階ホールの、大理石造りの礎石には以下の文字が大きく刻まれている。 あなただたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にするだろう。 ヨハネによる福音書 第8章32節
息子よ、勇気ある男になってくれ、善き夫に、善き父親に。
いかなる人生を選ぶことになっても、満ち足りた人生を歩んでほしい。
お前の夢がかなうことを、心から願うよ・・・・・
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