229: ヘアスプレー(2007)
英題 : HAIRSPRAY
監督・製作総指揮 : アダム・シャンクマン
脚本 : レスリー・ディクソン
製作 : クレイグ・ゼイダン / ニール・メロン
撮影 : ボジャン・バゼリ
音楽 : マーク・シェイマン
衣装 : リタ・ライアック
キャスト : ジョン・トラヴォルタ ニッキー・ブロンスキー ミシェル・ファイファー クリストファー・ウォーケン クイーン・ラティファ アマンダ・バインズ ジェームズ・マースデン ザック・エフロン
製作 : 2007年 アメリカ
日本公開 : 2007年10月20日
上映時間 : 1時間56分
ジョン・ウォーターズの同名カルト映画を基にしたブロードウェイ・ミュージカル(2003年トニー賞 最優秀作品賞含む8冠達成)を映画化。人種差別が残る60年代のボルチモアを舞台に、外見を気にしないビッグサイズのヒロイン、トレーシーが活躍する。
◆◆◆さくら65点 劇場鑑賞(ミッドランドスクエアシネマ)
1962年という時代の空気を、上手く取り込んだ作品だった。ボルチモアを舞台に人種差別や偏見をエッセンスにしつつも、シンデレラストーリーでもある青春ラブコメ。主人公トレーシーの前向きなキャラクターとカワイイ笑顔が、この映画を魅力的なものにしていた。
がしかし、一番の見所は何といっても、オリジナル映画では伝説のドラァグ・クイーンのディヴァインが演じたエドナ(トラヴォルタ)だったと思う(笑)。妙な可愛らしさまであってサイコーに可笑しかった。マイノリティがテーマになっているこの映画ならではだよね、男性が女装して母親役を演じるっていうのは。
“アメリカっぽさ”をまるまる表現したような作品だったので、ちょっとだけ辟易とした感情を味わいつつも、このミュージカル映画を面白く鑑賞する事が出来た。ただ、舞台でより映える作品だろうなあ~~と思った。
あと、あんまり映画には関係ないんだけど、いや、ちょっとだけあるんだけど、太ってるってどういう事なのかなぁって、今更ながらぼんやりと思ったりした。この映画では、マイノリティと重ね合わせて、偏見の対象のひとつのような感じで扱われていたよね。
あたし自身は3kgほど太りたいと思って、3年程前に1年で3kg太ってみた。がしかし、素人が食事を変える事で太っただけなので、思うようには上 手く太れず、つまりはお腹と太ももがサイズアップしただけという残念な結果になってしまった。で、どうしようか迷った挙句、結局は半年かけて-3kg痩せ て元に戻した。今は、現状維持がベストだと思ってる。身長が伸びなくなってからの体重は、その+3kgだった時期と体調不良の時を除いて、±1kgにズッ と納まっている。あたしは食べ物を美味しいとは思うけど、食べる事を楽しみだとは感じないので、気持ちに負担が掛かることなく、食事の調整だけで維持でき ているのは、ラッキーだと思っている。
あたしは今年の9月に、【お笑いタレントの石塚英彦(45)が26日、年2回ビデオリサーチが発表する「テレビタレントイメージ」で初の好感度1位 に輝いた。】のを知った時には、もの凄くビックリした。過去にも上位に入っていた事を、この時に始めて知って、二度ビックリした。大げさにいえば、自分の 認識の甘さに打ちのめされた感じ。この映画のイメージガールの“ぽちゃカワな柳原可奈子”も、今とっても人気だ。もちろんこの二人、ぽちゃだから人気があ るのでは無いのだろうけど、ぽちゃで無かったら人気も無い様な気がする。
メ
タボ基準が問題になったり、健康と関連して体型の事が話題になることも多い。あと、自己管理が出来ていないから太る、意思が弱いから痩せられない、といっ
たネガティブなイメージと共に話題になることもある。だからというだけじゃないけど、あたしは太っている人が好きじゃ無い。
けど、それだけで判断するあたしは行き過ぎだな、と思った。でも、あたしのこの感覚を変えるのは難しい・・・。
以下、映画の時代背景アレコレ。時代背景というネタバレあり。
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1961年
- 1月20日 - 米大統領に、ジョン・F・ケネディ就任
- 4月12日 - 人類初の有人衛星、ソ連宇宙船ボストーク1号が、ガガーリン飛行士を乗せ地球一周に成功。
- 5月31日 - 南アフリカ連邦がイギリス連邦を脱退、南アフリカ共和国となる。
- 6月3日-4日 - アメリカのケネディ大統領とソ連のフルシチョフ首相がウィーンで会談。
- 8月13日 - 東ドイツが東西ベルリンの境界を封鎖。後に境界線上に壁を建設(ベルリンの壁)。
- 10月30日 - 史上最大規模の水爆ツァーリ・ボンバの爆発実験。(ソ連)
1962年 映画の舞台
- 3月 - ジュネーブ軍縮会議。
- 7月11日 - アメリカとイギリス・フランス間で初の大陸間衛星中継が成功する。
- 8月5日 - 米女優マリリン・モンローが怪死。
- 10月22日 - 米ケネディ大統領、キューバ海上封鎖を表明(キューバ危機)。
1963年
- 8月28日 - ワシントン大行進。
エイブラハム・リンカーン大統領による『奴隷解放宣言』から100年を経た1960年代になっても、アメリカでは、黒人(アフリカ系アメリカ人)の参政権が条件つきでしか認められていなかったことや、交通機関やレストラン、娯楽施設、学校等の公共施設でも、白人と有色人種の利用する場所を区分けする人種隔離が一般的に行われていたことなど、日常生活においても人種差別が色濃く残っており、人種差別に起因する様々な事件や社会問題も生じていた。
こうした中で、キング牧師などの活動家の指導の下に、黒人たちの公民権(参政権など)獲得を求める運動が盛り上がりを見せた。
ワシントン大行進は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアらによって、人種差別撤廃を求める運動の一環として行われた行進で20万人以上が参加した。この行進の最中に、キング牧師の有名な演説I Have a Dreamが行われた。
- 11月22日 - アメリカのケネディ大統領がダラスで暗殺される。
- 11月23日 - 初の日米間の衛星中継実験に成功(ケネディ大統領暗殺事件を伝える)。
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公民権運動 ワシントン大行進 血の日曜日事件 ロス暴動 アポロ・シアター シュープリームス モータウン モータウンのアーティスト アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア市
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【 60年代カウンターカルチャーに見るもうひとつのアメリカ CINEMANOW 】より抜粋
60年代のアメリカは希望と葛藤に満ちた時代だった。人種差別と貧困にあえぐ黒人たちが本格的な公民権運動を開始。それに感化された若者たちやマイノリティの人たちが相次いで「平和と自由」を求めデモ運動を起こした。
そのムーブメントは、ベトナム戦争に対する政府の傲慢な対応により大衆の反感が高まったことでさらに火がつき、マス・メディアの発達で世界へと放送されることになる。そんな劇的な時代に生まれた伝統的・支配的な文化に対抗する文化=カウンター・カルチャーは、音楽・ファッション・芸術などあらゆる分野において現代に引き継がれている。

【 TBS RADIO 小西克哉 松本ともこストリーム 「コラムの花道/町山智浩」 2007.10.16付(ポッドキャスト) 】
町山智浩がこの映画を見たバークレーの映画館では、女子中学生が殆どだったそうで、彼女たちは、自分たちが生まれる前に、こんなに黒人に差別があったんだと、驚いている様子だったと話していた。そのオヘソをだしたようなファッションをしている女子中学生たち(黒人+白人+アジア人・ベトナム系+メキシコ人)は、ラストシーンでみんな抱き合って泣いていたそうだ。自分たちは肌の色なんか関係なく仲良くしてるのに、そんな過去があった事を知らなかったから。
アメリカでは、40年ほど前までは黒人差別――人種隔離、人種分離 / 学校・教会・TV番組出演・乗るバス、、、、全てが別――があったんだけど、自国で既にその制度がピンとこない世代がいるという事が感じられるエピソードだなあって思った。
そして、それとは対照的な、ルイジアナで2006年に起こった事件「ジェナ6 (Jena Six)」での黒人差別を紹介しつつ、「差別制度は無くなったけど、差別は無くなった分けではない」「差別は制度じゃなくて、ココロの中にある」と話していたのが印象に残った。
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☆ YouTube ☆
ミュージカル『ヘアスプレー』
9・11以降「劇場にいるときぐらいは現実を忘れたい!」という思いから次々に幕を開けたミュージカル・コメディのなかでも、とびっきり楽しい出来映え!
"You Can't Stop the Beat" - Hairspray Hairspray Tour 2006 Montage
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