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2007年11月13日 (火)

239: 情婦(1957)

この弁護は無謀な突撃だ

日本軍の神風特攻さながら 勝負は目に見えてる

Witness_for_the_prosecution_03

原題 : Witness For The Prosecution

監督 : ビリー・ワイルダー
制作 : アーサー・ホーンブロー
脚本 : ハリー・カーニッツ 
原作 : アガサ・クリスティ

出演 : タイロン・パワー , マレーネ・デートリッヒ , チャールズ・ロートン , エルザ・ランチェスター

収録時間 : 116分
制作 : 1957  アメリカ
色 : モノクロ

英国の女流推理小説作家アガサ・クリスティが1932年に短篇小説形式で発表、その後ブロード・ウェイ、ロンドンでロングランされた舞台劇の映画化で、意表を突く結末をもったミステリー・ドラマ。

病癒えたロンドン法曹界の長老ウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)は、看護婦に付き添われて事務所に帰る。が、酒、煙草、そして得意の刑事事件もダメだといわれ、大いにクサっていた。そこへ弁護士仲間が依頼人を伴って現われ・・・・・

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Witness_for_the_prosecution_02_2中盤までは、敏腕弁護士ロバーツの心の揺れ(←看護婦とのやりとりで、彼の仕事好きやその性格が見えて、チョット笑える)しか見えなくて、他も色々想像は出来たんだけど、あたしには、キャラの面白さは多少あったものの、なんだか冗長気味に感じてしまった。この時点で、気持ちは55点くらい。でもそれを反動にして、法廷が始まってから映画の終盤に向けてとスッキリと収まっていく感じは、とても気持ちがよかった。この時点で、気持ちは75点くらい。

『Witness For The Prosecution(検索側の証人)』という原題も端的でイイけど、見終えた今では、『情婦』という邦題も悪くないなぁと感心してしまう。(←「情婦」だから「検察側の証人」になれた分けで、これってこの映画のポイントだよね。そして見ている最中は、「検察側の証人」それぞれと敏腕弁護士ロバーツとのやり取りが、ミステリーとして見ものだった。それに見終えて思い返すと、この映画には「情婦」が四人、厳密には三人が出てきたのに気付き、人間ドラマを繰り広げていたのが分る。)そして、見ている最中は冗長気味に感じた中盤までの流れも、見終えた後で思い返すと、見え方が変わって面白い。(←情報収集をしていたのは、ロバーツだけでは無く、“彼ら”はここからどういう心積もりをしていったのかを想うと、面白い。)そして、人物を絞ってさかのぼって思い返していくと、映画に映っていない時間のキャラが見えてくるのも面白い。この時点で、気持ちは80点くらい。 

そして、ストーリーのその後を想像させる終わり方も最高だ。あたしは自分で勝手に色々想って、楽しんでしまった。この時点で、気持ちは81点くらい。で、このブログを書いてる最中に、トータルで思い出して、もう1点アップして82点に(笑)!!

なかなか面白いストーリーと構成、そしてキャラだった。( ̄ー ̄)ニヤリ

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ビリー・ワイルダー 

『情婦(1957)』監督時は51歳。

ビリー・ワイルダー(Billy Wilder, 1906年6月22日 - 2002年3月27日)は映画監督、脚本家、プロデューサーであり、50年以上映画に関わり、60本もの作品に携わった。

1945年『失われた週末』でアカデミー監督賞とアカデミー脚本賞、『サンセット大通り』(1950)ではアカデミー脚本賞、『アパートの鍵貸します』(1960年)ではアカデミー作品賞、アカデミー監督賞、アカデミー脚本賞を受賞した。1本の映画でひとりの人物が3つのオスカーを受賞したのは、この時が唯一である。アカデミー賞の常連であり、ノミネート回数は20回に及ぶ。

大のネクタイ嫌いで知られていた。生来の鼻っぱしの強い性格から、俳優やスタッフと口論になることも少なくなかく、特に『失われた週末』で共同脚本を担当した作家のレイモンド・チャンドラーや『麗しのサブリナ』に出演したハンフリー・ボガートとは終生険悪な仲だった。また美術コレクターでも知られ、かなりの目利きであった。1981年に映画界を勇退。


マレーネ・ディートリッヒ 

Marlene_dietrich_1967_2『情婦(1957)』出演時は56歳!?右画像は1967年だから66歳・・・サスガ。

マレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich、1901年12月27日 - 1992年5月6日)は、ドイツ出身の女優・歌手。1930年代ヴァイマール共和国のドイツ映画全盛期に花開き、1940年代からはハリウッド映画に出演、1950年代以降は歌手としての活動が多かった。

1943年からはUSO(前線兵士慰問機関)の一員として活動、アメリカ軍兵士の慰問にヨーロッパ各地を巡り、反ナチの立場を明確にした。戦後、その功績によりアメリカからは自由勲章(アメリカ市民として最高の栄誉)、フランスからはレジオンドヌール勲章を授与された。

1950年代からは歌手としての活動が多くなり、アメリカ合衆国やヨーロッパを巡業。1958年からはバート・バカラックと組んでいる。1970年と1974年に来日して日本でもコンサートを行った。1979年、コンサート中に足を骨折して活動を中止せざるをえなくなる。引退後はパリに隠棲。引退から時期がたってもファンレターは絶えず、『パリ市。マレーネ・ディートリッヒ様』と書くだけで手紙が届いたと言う。

2004/12/06
アル・パチーノ、リメイク映画へ出演か?

N0005738 [シネマトゥデイ映画ニュース] アル・パチーノが、MGMによる1957年のクラシック映画『情婦』のリメイク映画へ出演するかもしれない。リメイク版は人気TVシリーズ「アリーmyラブ」のデヴィッド・E・ケリーが脚本を手掛け、監督は『白いカラス』のロバート・ベントンがあたる予定だ。『情婦』は、アガサ・クリスティの短編小説「検察側の証人」を映画化したもので、ロンドン郊外で起きた殺人事件を巡る裁判を描くスリリングなストーリー展開が見所の作品だ。オリジナル版では、容疑者役にタイロン・パワーが扮し、マレーネ・ディートリッヒが検察側の証人役を演じ、ビリー・ワイルダー監督がメガホンを取った。    

2006/07/20
リメイク映画でアル・パチーノとニコール・キッドマンが共演か?

N0008696_4 [シネマトゥデイ映画ニュース] イタリア紙イル・ジョルノが伝えたところによると、1957年のクラシック映画『情婦』のリメイク映画でアル・パチーノとニコール・キッドマンの共演が実現しそうだ。これは、イタリアの映画祭で新作を上映したマイケル・ラドフォード監督が明かしたもので、リメイク映画はラドフォードがメガホンを取るそうだ。『情婦』は、アガサ・クリスティの短編小説「検察側の証人」を映画化したもので、ロンドン郊外で起きた殺人事件を巡る裁判を描くスリリングなミステリーだ。オリジナルは、ビリー・ワイルダー監督がメガホンを取り、タイロン・パワーとマレーネ・ディートリッヒが主演し、アカデミー賞6部門にノミネートされた。

 

 

 

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コメント

おもしろそー
マレーネ・デートリッヒは、「モロッコ」がなかなか良かったのでこれも見てみよう。( ̄ー ̄)/

投稿: nono1 | 2007年11月14日 (水) 06時23分

( ̄ー ̄)/

あ 顔がズレタ

投稿: nono1 | 2007年11月14日 (水) 06時25分

(*´▽`*) ププッ

マレーネ・デートリッヒの脚線美は、なかなかだったよ。

投稿: さくらスイッチ  | 2007年11月14日 (水) 07時15分

(o^∇^o)ノ
あー おもしろかった

顔に傷の女のところで
さてはと 気がついたけど

さらにラストの2段3段の展開は
予想外

ラストの次の弁護への決意のところが
また 味があった

ビリー・ワイルダーのもっと
見てみよ って思った

ブランデー 葉巻(超身体に悪そ)
味わいたくなった(^^ゞ

いい映画 ありがと


投稿: nono1 | 2007年11月23日 (金) 07時27分

昔の映画って 今時の映画に無い味があっていいよね

ブランデーと葉巻・・・雰囲気あってカッコイイよね~

ビリー・ワイルダーは何本も見てないけど 他だったら「サンセット大通り」が好き
キャストの実人生パロディになっている感があるせいか 迫力満点です

こちらこそ コメントをありがと です^^♪

投稿: さくらスイッチ | 2007年11月23日 (金) 09時20分

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 コチラの「情婦」は、ミステリの女王ことアガサ・クリスティの短編小説の舞台劇化「検察側の証人」の映画化です。半世紀も昔の映画ですが、とても面白く観れちゃいました。  「七年目の浮気」のビリー・ワイルダー監督のロンドンの法曹界を舞台にしたいわゆる法廷サス....... [続きを読む]

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