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2007年12月16日 (日)

251: 告発の行方

嫌悪 恐怖 屈辱 ・・・・・そして 怒り!!

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原題 : The Accused

監督 : ジョナサン・カプラン
制作 : スタンリー・R・ジャッフェ , シェリー・ランシング
脚本 : トム・トポル

出演 : ジョディ・フォスター , ケリー・マクギリス , バーニー・コールソン , レオ・ロッシ

制作 : 1988年 アメリカ
収録時間 : 111分

受賞履歴
1988年 第61回アカデミー賞主演女優賞 ジョディ・フォスター

場末の酒場で起きた複数の男によるレイプ事件。勝ち目がないと言われながらも、裁判を引き受けた女性検事補は調査を開始するが・・・

【 IMDb ★★★★★★★☆☆☆  User Rating: 7.0/10 (7,521 votes)
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YAHOO!JAPAN 映画  ★★★★ 4点  /10 レビュー
映画生活 ★★★★☆ 75点 /4 レビュー

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1988年制作だからジョディ・フォスターが26歳の時の作品。彼女は今現在のほうが、キレイになってるなあって思った。そういえば最近、「ジョ ディ・フォスター、レズビアンをカミングアウト」 「ジョディ・フォスター、自分がレズビアンであることを示唆」なんて、日本でも記事になって話題になってたな。 。。。今更感もあるけど。

レイプ裁判の場合、裁判による二次被害を恐れて、女性は告発する勇気がなかなか出せず、何も無かった事にして忘れてしまいたい・・・と思う事が少なくないみたいだ。裁判だけでなく、世間からも「女が誘ったのかも」、「どんな事をされたんだろう」という好奇の目が向けられる。この映画では「アルコール&ドラッグ&ミニスカート&ダンス」なんだから、「そりゃ・・・」と、「そんな事しなかったら、レイプもされなかったのに、女も悪いよなぁ。ある意味自業自得だよ」と思われるだけなのがオチだ。映画の中のジョディに、そういった“世間の目”を多くの人が向けたと思う。かく言うあたしも だ。 。。。

でもこの映画は、“そういう女性”だったら仕方ないのか?、レイプした男は、囃し立てていた男は、悪くないのか?、清廉潔白な女性の場合でないとレイプとは言えないのか?・・・という疑問を投げかける。そして、どんな条件下でもレイプはレイプだし、暴力だし、犯罪だ、と怒り嘆いている。

そう思えたのは、レイプされた女性を演じたジョディの演技が凄かったからだ。ジョディから、嫌悪、恐怖、屈辱、そして、怒りを感じ、目を背けたくなるような場面でも、あたしは画面に釘付けになった。「実行犯」と「教唆犯」の両方を扱っていたので、集団心理の恐ろしさも痛感した。下手をしたら、自業自得じゃん!って思われるだけで終わってしまいそうな役柄なのに、ジョディの演技に惹きこまれ共感してしまった。

有罪無罪を争う裁判モノというよりも、「“仕方の無いレイプ”というものはあるのか」、 「レイプの問題は“何処”にあるのか」を考えさせられる映画だった。

 
 
個人的には、女性検事補とその証人に、もっと人間的魅力が感じられたら、もっと面白かったのになあ・・・と感じた。

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