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2007年12月28日 (金)

256: ブラインドサイト ~小さな登山者たち~

“頂上” の意味とは・・・・・

Blindsight_02

英題 : BLINDSIGHT

監督 : ルーシー・ウォーカー
製作総指揮 : スティーヴン・ハフト
プロデューサー : シビル・ロブソン・オアー
撮影監督 : ペトル・チックハート
登山撮影 : キース・パートリッジ / マイケル・ブラウン
編集 : セバスチャン・ドゥーシー
音楽 : ニティン・ソーニー

キャスト : サブリエ・テンバーケン エリック・ヴァイエンマイヤー ソナム・ブムツォ ゲンゼン ダチャン キーラ テンジン タシ

製作 : 2006年 イギリス
日本公開 : 2007年7月21日
上映時間 : 1時間44分

チベットに住む目の見えない子どもたちがエベレスト登頂を目指すドキュメンタリー。盲目のドイツ人教育者サブリエ・テンバーケンが設立した盲学校の 生徒たちが、世界的な盲人登山家エリック・ヴァイエンマイヤーらと登山に挑む様子を、障害者への偏見ゆえ社会から差別されてきた子どもたちの生い立ちを交 えて描く。自らの可能性を信じて困難に立ち向かう子どもたちの姿だけでなく、彼らをサポートする大人たちの価値観の対立も映し出され、興味深い。シネマトゥデイ

【 IMDb ★★★★★★★☆☆  User Rating: 7.5/10 (52votes)
YAHOO! MOVIES ( ABCDF ) The Critics : none  Yahoo! Users : none
YAHOO!JAPAN 映画  ★★★★ 4.36点/14レビュー
映画生活 ★★★☆☆ 70点/1レビュー

◆◆◆さくら65点 レンタルDVD

あたしはトレッキング好きなのもあって、上映している時から興味を持っていた。でも、観にいけないまま終わってしまったのでレンタルしてみた。美し い山の映像を存分に見たいという思いは叶えられなかったけど、予想と違って美談だけにはまとまってなくて、あたしにとっては考えさせられる内容だった。

あたしにはチベットの盲目の子供たちよりも、盲目のドイツ人教育者サブリエ・テンバーケン、世界的な盲人登山家エリック・ヴァイエンマイヤー、彼ら 大人たちのやり取りや対立のほうが印象的だった。何故なら、この出来事を通して、自分自身と向き合っている事が感じられたからだ。

Blindsight_03 同じ価値観の人たちと居る時には感じないんだけど、違う価値観の人たちと居ると、相手に向き合うのと同時に自分自身に向き合う事にもなるのを感じる。何故 相手はそう考えるのか、というのは同時に、何故自分はそう考えるのか、という事にも通じるからだ。そういう対立から、人は自分を知っていくのだと思う。サ ブリエ、エリック、そして製作者、それぞれの違う思いから生まれる軋轢、そんなキレイ事では済まない大人たちの事情や心の葛藤が伝わってくるのが興味深 かった。ある意味、ドキュメンタリーならではだと思った。 。。。

Blindsight_04こ のドキュメンタリーの結末をどう受け止めるかは、視点、つまりはその人の価値観によるだろう。盲目の子供たち、サブリエ・テンバーケン、エリック・ヴァイ エンマイヤー、スタッフ、ドキュメンタリーを観たあたし、それぞれの視点によって感じ取る意味は違う。そして、これがドキュメンタリーである以上、登場し た人物にはその後の人生があるわけで、この出来事は、時が過ぎると共に、彼らの人生において又違った意味を持つようになるだろう。

甘い経験がいつまでも甘いとは限らないし、苦い経験がいつまでも苦いとは限らない。

Blindsight_01

    

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くりやんの乱読日記 『全盲のクライマー、エヴェレストに立つ/エリック・ヴァイエンマイヤー著』読了を読んで、エリック・ヴァイエンマイヤーにとっての“頂上”の意味を再確認した。
 

視覚障害者の支援活動を続けるサブリエ・テンバーケンさん(2007年8月19日  読売新聞) 「盲目の人のチャンス増やしたい」を読んで、サブリエ・テンバーケンにとっての“頂上”の意味を再確認した。

 中国チベットで、差別されてきた視覚障害者を教育・支援する活動「国境なき点字」を続けて9年。昨年、マザー・テレサ賞を受賞した。

 ドイツ出身。12歳で失明したが、目が見えないことは障害ではなく、特性と教えられて育った。盲学校時代にチベットに興味を持ち、ボン大学でチベット学を専攻。チベット語の点字教材を自作して単身渡航、馬で村々を回った。「ベッドにしばられ、歩くことも教えられていない子もいた」。そんな子供たちを救おうと、チベット初の盲学校を設立。チベット語と中国語、英語での読み書きやパソコンなどを教えてきた。

 「技術を身につけ、自信をつけることで、盲目は恥ずかしいことではないと、発想を転換させてきた。周囲も変わりつつある」

 24日まで公開中の映画「ブラインドサイト~小さな登山者たち~」は教え子6人とヒマラヤ登頂に挑んだ記録。ネタバレ山頂には到達しなかったが、「ゴールは頂上ではない。視界がさえぎられた氷原が目の見えない子供たちの頂上だったというのはすてきでしょ?」。

 公私のパートナー、ポール・クローネンバーグさんも「チームワークが大切。そして、目標が変わることは人生においても悪いことじゃないと知ってほしい」と訴える。

 「世界中に目の見えない人のチャンスを増やしていきたい」。現在はインドでの学校設立に奔走中。挑戦のゴールはまだまだ先だ。(文化部 津久井美奈)

岡山県立大学 保健福祉学部 保健福祉学科 障害・行動科学ラボ 『ちょっとひと息!』  「ブラインドサイト」(盲視あるいは盲人の視覚)

見える、見えないという主観

 見える、見えないとわれわれが言うのは、網膜で受容した光情報が視神経、中継核(外則膝状体)を経て第一次視覚野に到り、さらに高次の脳の部分で知覚され認知(意識)される過程のことです。これは人が通常「視覚」と呼ぶそのものです。

 しかし、“ブラインドサイト”は見える、見えないという視覚とは別の側面を持つ視覚があることを示しています。それは、主観的には外界を視覚的に認識(色や形やサイズなどの情報が視覚化されて意識に上る状態)されていないものの、意識に至る視覚経路とは別の神経系を介して神経情報処理が進んでいることを意味していると考えられます。これは、“~が見えた”という主観的な視覚に対して、身体的には外界からの刺激を受け止めているのに関わらず、意識(主観)に上らない水準の視覚があることを意味しています。詳しく読む

◆プロフィール

サブリエ  エリック  小さな登山者たち  スタッフ

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きららさんのブログで紹介されていた、チベットに住む盲目の子供達がヒマラヤの高峰へ [続きを読む]

受信: 2008年1月 6日 (日) 20時56分

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