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2008年1月23日 (水)

275: マルコムX

アフロ・アメリカン

Malcolm_x_ver2

原題 : Malcolm X

監督 : スパイク・リー
製作 : マーヴィン・ワース スパイク・リー
原作 : アレックス・ヘイリー
脚本 : アーノルド・パール スパイク・リー
撮影 : アーネスト・ディッカーソン
編集 : バリー・アレクサンダー・ブラウン
音楽 : テレンス・ブランチャード

上映時間 : 202分
製作 : アメリカ 1992年

出 演 : デンゼル・ワシントン アンジェラ・バセット アル・フリーマン・Jr アルバート・ホール デルロイ・リンドー ケイト・ヴァーノン テレサ・ランドル  スパイク・リー ロネット・マッキー ヴィンセント・ドノフリオ オシー・デイヴィス ジャンカルロ・エスポジート トミー・ホリス ジェームズ・マク ダニエル デビ・メイザー ジェームズ・E・ゲインズ ジョー・セネカ ラターニャ・リチャードソン ウェンデル・ピアース レナード・トーマス クレイ グ・ワッソン デヴィッド・パトリック・ケリー ピーター・ボイル カレン・アレン クリストファー・プラマー

受賞履歴
1993年 第43回ベルリン国際映画祭銀熊賞(男優賞)デンゼル・ワシントン

才人スパイク・リー監督が、自身も尊敬する、近代アメリカきっての偉大な思想家であり、キング牧師と並ぶ黒人解放運動のリーダー、マルコムXの生涯を描いた伝記的作品。

物 語は、マルコムがチンピラだった頃から始まる。若くして窃盗罪で服役し、刑務所の中でイスラム教に改宗、出所ののち彼は、イライジャ・ムハマットの下でブ ラック・モスレムきっての白人を敵対視する煽動家となる。やがて組織に疑問を感じ、多人種共存の道を探ってメッカを巡礼、そしてあらゆる人種の真の友愛を 悟って帰国。そしてアメリカ黒人の解放運動を今までになかった新しい理念によって大きく展開しようとした矢先の1965年2月21日、ハーレムのオーデュボン・ボールルームでの講演中に13発の銃弾を浴びて射殺されるまでの、壮絶な軌跡を克明に追う。 allcinema

【 IMDb ★★★★★★  User Rating: 7.6/10 (14,149votes)
YAHOO! MOVIES ( ABCDF ) The Critics : none  Yahoo! Users : B/10,257ratings
YAHOO!JAPAN 映画  ★★★ 4.23点/13レビュー
映画生活 ★★ 79点/4レビュー

◆◆◆さくら65点 レンタルDVD

一昨日(1/21、1月の第3月曜日)アメリカは、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デー(祝日)だった。公民権運動の指導者として有名なキング牧師。ちょっと前に、キング牧師の事を云々・・・と、大統領予備選挙中のオバマ陣営とヒラリー陣営で舌戦が繰り広げられていて、人種問題の奥深さと同時に、今尚息づくキング牧師の存在感を感じた。

そんな事を思っているところに、2008年2月1日公開『アメリカン・ギャングスター』で主役を演るという事で、デンゼル・ワシントンの紹介をやっ ているのを深夜TV番組(録画)で見た。彼は実在した人物を演じる事が多い、という流れの中で、アカデミー主演男優賞にノミネートされたこの作品『マルコ ムX』も紹介されていた。

で、キング牧師はそれなりに知ってるけど、マルコムXはそんなに知らないなぁ、ちょっと観てみようかなぁ、という気になった。

映画では、マルコムの幼い頃、非行に走って悪事を働いていた頃、黒人開放運動に身を投じてから暗殺されるまで、その3つのパートが描かれていた。レンタルしてから知ったけど、この映画3時間22分もあった。 。。。長い。 ^^;

 

少年:「ぼく弁護士になりたいんです」
教師:「もっと現実的な仕事を考えたほうがいい」
少年:「なぜですか 僕はクラスでも一番成績がいいのに」
教師:「現実を見ないと そうだ大工なんていいんじゃないか 体を使う仕事だし 向いている」

 

この映画で、1950年代~60年代にかけての黒人解放運動の凄まじさを、再認識させられた。でも、実在の人物という事での説得力はあるんだけど、その考え(思想)に対する違和感を感じる部分も少なからずあった、あたしにとっては。 。。。

・・・・・この映画を見て、今、アフリカ系アメリカ人のオバマ氏(白人とのハーフ 初の黒人上院議員)が大統領予備選を戦っている現状は、凄い事なんだなぁと改めて感じさせられた。 

 

以下、ネタバレあり。
 
 
 
 

主人公マルコムが、獄中で「黒」と「白」の意味を辞書でひくシーンが目を惹いた。色の意味に人種を重ね合わせて憤る、という“当たり前の反応”に、 「肌の色(人種)」の意識が薄いまま生活している自分を再認識した。「色の意味」を人種に結び付けて考えた事なんて、あたしはした事がない・・・・・

キリストは白人じゃない、古くからの宗教画は“間違っている”、という話に対する、白人の牧師さんの反応も面白かった。キリストが生まれた地域から いって、白人じゃないのは以前から言われている事なので、あたしも認識はあったけど、その話でこういった「対立」をするのが興味深く、個人的な感覚として はチョット怖かった。

 

 
461pxmalcolmxマルコムX (マルカムXとも表記される。改名前の名はマルコム・アール・リトル)(1925年5月19日 - 1965年2月21日)は、アメリカの急進的黒人指導者であり「ネイション・オブ・イスラム教団」のスポークスマン、「ムスリム・モスク・インク」および「アフリカ系アメリカ人統一機構」の創立者。非暴力的で融和的な指導者だったキング牧師らとは対照的に、アメリカで最も著名で攻撃的な黒人解放指導者の一人だった。

ネーション・オブ・イスラムは、アメリカ合衆国におけるアフリカ系アメリカ人のイスラム運動組織。「ブラック・ムスリム・ムーブメント」とも呼ばれる。世界恐慌中の1930年にデトロイト市で預言者を名乗ったウォーレス・ファード(ムハンマド)によって創始された。黒人の経済的自立を目指す社会運動であり、白人社会への同化を拒否し、黒人の民族的優越を説く宗教運動でもある。

1960年代に入るとマルコムXとイライジャ・ムハンマドの関係が悪化し、マルコムは教団を追放されて「正統派」イスラム教に回帰。

マルコムXは生前及び没後もなお、多くの人物に影響を与えた。なかでも著名なのがモハメド・アリのケースであろう。アリはマルコムXと出会いその思想に啓蒙されイスラム教に改宗する。その時既に自身の本名「カシアス・クレイ」でボクサーとして活躍し、世界チャンピオンになっていたが教団から授かった名前「モハメド・アリ」に改名し、周囲を驚かせた。また、マルコムXの影響を受けてアリはベトナム戦争の徴兵令を拒否する。これは世界タイトルの剥奪及び試合停止などの処分を伴う厳しい選択であったが、アリは自身の理念を貫いた。

アフロヘアー(Afro-hair)、あるいは単にアフロ(Afro)は、「アフリカ系の髪型」の意を持つパーマの一つである。髪を大きく膨らませ丸い形にする特徴がある。

20世紀前半に、アメリカ合衆国の黒色人種間で発生した。当時の技法はポマードを頭髪全体によく塗り、それにアイロンを押し当てるという技法であり、特に当時の主流であった、短髪に反しており良く目立ったといわれている。 2度の世界大戦の間に廃れたこともあったが、その後の公民権の獲得運動の中でブラック・イズ・ビューティフルと呼ばれる運動が起こり、黒色人種に多い縮毛を際立たせるような髪型が注目され、その潮流の中で数々のアーティストがアフロヘアで登場したことも相まって人気を博した。

 

 

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