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2008年1月 7日 (月)

267: バタフライ・エフェクト

切ない“幸せ”の形・・・

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英題 : The Butterfly Effect

監督・脚本 : デヴィッド・エリス / J・マッキー・グルーバー
製作 : クリス・ベンダー / A・J・ディックス  / アンソニー・ルーレン / J・C・スピンク 
撮影 : マシュー・F・レオネッティ
編集 : ピーター・アマンドソン / Kirk Moses
衣裳 : カーラ・ヘットランド

キャスト : アシュトン・カッチャー エイミー・スマート エルデン・ヘンソン ウィリアム・リー・スコット エリック・ストルツ カラム・キース・レニー イーサン・サプリー ジェシー・ジェイムス

制作 : 2004年 アメリカ
日本公開 : 2005年5月14日
上映時間 : 1時間54分

過 去に戻って現在、未来の出来事を変えることができる青年を描いたSFスリラー。ノンストップで繰り広げられるストーリー展開と驚愕のラストは必見。幼い 頃、ケイリー(エイミー・スマート)のもとを去るとき、エヴァン(アシュトン・カッチャー)は、「君を迎えに来る」と約束した。だが時は流れ・・・ シネマトゥデイ

【 IMDb ★★★★★★★☆☆  User Rating: 7.7/10 (60,251 votes)
YAHOO! MOVIES The Critics : C 14/reviews  Yahoo! Users : B 51,396/ratings
YAHOO!JAPAN 映画  ★★★★ 4.37点/427レビュー
映画生活 ★★★☆ 80点/78レビュー

◆◆◆さくら80点 1/3/2008地上波TV放映を録画鑑賞

すっごく面白かった。タイトルに惹かれて録画したのを観たんだけど、予想以上に面白かった。

現実には過去をやり直すなんて事は出来ない。でも、誰にでも「あの時、ああしていたら・・・」なんて考えることはあると思う。だからこそ、「過去に 干渉出来る」作品に魅力を感じるのだと思う。この映画、「何とかなるといいのに・・・」とあたしも思うほど「過去」が凄まじいだけに、どんどん惹き込まれ ていった。

最初の数十分に主人公エヴァンの幼い頃が映し出されるんだけど、そこに示される幾つものフックが見事な伏線になっていて、その後の展開を楽しませてくれ る。そして、細切れストーリーの連続であるにも関わらず、全体としてまとまっているし、鑑賞後の気分も程よい感じで良い。^^♪

 

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The_butterfly_effect20 アナザー・エンディング

公開版とは異なるエンディングが存在する。レンタルDVDにはラストカットのみ異なる2つのバージョン、セルDVDには全く別のエンディングで終わるディレクターズカット版が封入されている。

ネタバレ 3つのアナザー・エンディング: <ラストカットのみ異なる2つのバージョン> 公 開されたエンディングは、ラストでエヴァンとケイリーが街路の雑踏でお互いに振り向きはするが、そのまま擦れ違って終わる。アナザー・エンディングに、 「エヴァンが声は掛けないがケイリーの後を付いていく」というものと、「エヴァンがケイリーに声を掛ける」ものとがある。 <ディレクターズカット版> 「ホー ムビデオに映し出された映像が主人公エヴァンが生まれる時のもので、そこに戻ったエヴァンはヘソの尾を自らの首に巻きつけて、生まれてこない事を選択す る・・・」。これが当初のエンディングだったらしいが、製作会社の意向にそわず公開されたようなエンディングになったらしい。 。。。

ラストカットのみ異なる2つのバージョンは論外だが、ディレクターズカット版は、公開されたエンディングより衝撃的だ。“過去が及ぼす未来の影響を知ってしまうと、その罪深さに耐えられない。過去を変えるような神の域に、人間は踏み込まないほうが幸せだ。”という様なディレクターズカット版だったら、“鑑賞後の気分も程よい感じで良い”なんて言っていられない。観た後で色々と考えさせえられただろう・・・な。

オープニングで主人公がノートに走り書きするシーンの内容やその緊張感、その状況がラストシーンで分 るんだけど、その雰囲気とそこに至った流れからいえば「ホームビデオ」を見て遡る過去は、「日記」を書き始めた時より過去なのは当然なんだけど、「日記」 を見て遡った動機の総括で無いとスッキリしない。ホームパーティでケイリーに初めて会った時では、「日記」を見て遡った動機と同列だと思う。つまり、結果 的には、自分も、彼女も、友人も、母親も、“不幸”にはならなかったけど、公開エンディングでは、エヴァンが自分とケイリーの“幸せ”だけを思って行動し たようにも思えてしまう。

自分の大切な人たち皆を思って行動したと感じられたほうが、まとまりはつく。動機が、“恋愛”より “愛”であったほうが、重みがあったに違いない。何回「過去」に遡ってみても皆が“幸せ”になれない事を悟り、“特殊能力を持つ自分を無かった事にす る”、という選択をとる・・・・・。自己犠牲にも思えるけど、絶望的な自分を“救う”行為でもある。

バタフライ・エフェクトの意味も考え合わせてみると、ディレクターズカット版の内部整合性が一番高いと思う。も、でも!、公開されたエンディングで十分に面白かった。^^♪
 

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バタフライ効果 wiki

バタフライ効果とは、カオス理論を端的に表現した思考実験のひとつ。「カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす」ということを詩的に表した表現。

こ の表現はエドワード・ローレンツが1972年にアメリカ科学振興協会でおこなった講演のタイトル『予測可能性ーブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトル ネードを引き起こすか』に由来する。ローレンツによると、この講演に付けるタイトルが思い浮かばずにいた時にフィリップ・メリリースが付けたものだとい う。またローレンツ自身は、1963年にニューヨーク科学アカデミーで自分の発見を掲載した中で「ある気象学者は、この説が正しいとすると、カモメのたっ た1 回の羽ばたきが気候の成り行きを未来永劫変えうることに気付いた。」と書いている。

他にも「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」や、「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」という表現が使われることもある。

The_butterfly_effect_02

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コメント

うふふ
おもしろそ
過去や未来での待ち合わせというと
「イルマーレ」を思い出しちゃった^^
近日中にみてみよ(^^

投稿: nono1 | 2008年1月 8日 (火) 05時58分

ぜひ ^^♪

投稿: さくらスイッチ | 2008年1月 8日 (火) 23時22分

観ました 観ました
なかなか おもしろかった^^
次はどうなるのかなーって
興味が続いて行って

そして絵になるエンディングへ
(あのすれ違うシーンが ”キュン”です)

でも過去の世界への干渉行為は
意識の中だけのことと捉えられるので
夢の中の出来事のようでありマトリックス
の世界のようでもある

そうするとこの今現実と思っていることも
よく出来た夢なのかも知れない
(時々思うことだけど・・)


投稿: nono1 | 2008年1月15日 (火) 20時36分

子供の頃から 夢によく出てくる街があります
現実には知らない街だけど
あたしは その街をよく知っています

あたしは その街で起こる「現実」に
怯えたり 楽しんだりしています

時々 現実の「現実」も夢かも
・・・なぁんて あたしも思ったりします

投稿: さくらスイッチ | 2008年1月15日 (火) 21時26分

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