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2008年2月 9日 (土)

290: 酔いどれ天使

いつでも死んでやらあ  死んでやるよ!

Drunken_angel_01

監督 : 黒澤明
脚本 : 黒澤明 , 植草圭之助

出演 : 志村喬 , 三船敏郎 , 山本礼三郎 , 千石規子

制作 : 1948年 日本
収録時間 : 98分

肺病やみの若いやくざと、貧乏な酔いどれ医師とのぶつかり合いを通して、戦後風俗を鮮やかに描き出した社会派ドラマ。医師と街の人々の交流を描こうという当初の構想を、黒澤監督が三船敏郎の演技に魅了され変更した。

IMDb ★★★★★★  User Rating: 7.8/10 (1,179votes)
YAHOO! MOVIES ( ABCDF ) The Critics : none  Yahoo! Users : B+/13ratings
YAHOO!JAPAN 映画★★★☆  4.83点/6レビュー
映画生活 ★★  73点/9人

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三船敏郎が「ちょっと苦みばしった 与太気のある女なら すぐ惚れそうな男(でも、やくざ)」を演じてるんだけど、これが凄く似合ってる(笑)。彼の風貌なくしてこの映画は成り立たないなあ・・・なんて思った。

で、この備忘録を書くために映画情報をちょっと調べたら、「医師と街の人々の交流を描こうという当初の構想を、黒澤監督が三船敏郎の演技に魅了され変更した。」なぁんてあったのにも納得した。

そして、酔いどれ先生! 人間味と人情味があって、最高に愛すべきキャラだった。

 

面白い映画だった。 ^^♪

Drunken_angel_02

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Drunken_angel_03三船 敏郎(みふね としろう、1920年4月1日 - 1997年12月24日)は世界の映画史に残る日本の俳優。

ヴェネツィア国際映画祭 男優賞を2度受賞するなど海外での評価も高く、「世界のクロサワ」の黒澤明と共に「世界のミフネ」と呼ばれた。米映画『グラン・プリ』、70mm『太平洋の地獄 Hell in the Pacific』、フランス映画『レッド・サン』など海外作品出演も多数。稼ぎも歴代の日本のスターの中で別格であり、経営する三船プロダクションは東京世田谷に大手の映画会社に次ぐ規模のスタジオを所有し、大勢のスタッフを常時雇用していた。

元俳優で映画プロデューサーの三船史郎は本妻との、女優の三船美佳は内縁の妻(女優の喜多川美佳)との間にできた子供。

東京の東宝撮影所撮影部にいる先輩である大山年治から「戦後、仕事に困ったら尋ねてきなさい」と言われていた為、カメラマン助手の仕事を依頼。履歴書を提出したところ、「何かの手違いで」東宝第一期ニューフェイス募集に回されていたため、面接を受けることになった。人を食ったような態度(笑ってみて、と審査員に言われた時「面白くもないのに笑えませんよ」と答えたという)で不合格になりかけたが、山本嘉次郎監督が審査委員長をしていた中、山本の弟子ともいえる黒澤明がたまたまそれを目撃した。当時の審査委員会は監督など映画製作の専門家と労組代表の半数ずつで構成されており、黒澤は「俳優の素質を見極めるのに専門家と門外漢が同じ一票ではおかしい」と抗議。結局山本が「彼を採用して駄目だったら俺が責任をとる」と発言し、なんとか及第となる。太々しさの中に見える大器の可能性も買われて補欠採用され、思わぬ形で役者の世界に入った。

1947年に黒澤が脚本、黒澤の盟友・谷口千吉が監督をつとめた映画『銀嶺の果て』でデビュー。雪山で遭難する三人の内の一人を演ずるが、二人目は志村喬だった。翌1948年にはデビュー三作目として黒澤監督『酔いどれ天使』に、破滅的な生き方をするチンピラ役で登場した。主演は医師役の志村だったが、ぎらぎらした野性味あふれる演技で圧倒、一躍人気が上昇する。

その後、黒澤作品には欠かせぬ存在となり『酔いどれ天使』から『赤ひげ』までの16年間で出演しなかった黒澤映画は『生きる』一作のみである。現代劇、時代劇問わぬ黒澤映画の顔であったが、黒澤との確執も伝えられた。三船の死後、黒澤は「会って、三船君、本当によくやったなあ、と褒めてあげたかった。あんな素晴らしい俳優はもういません」と悔やんでいる。ちなみに三船がこの世を去った半年後に黒澤もこの世を去っている。

  

***・・・・・ 黒澤明監督作品 ・・・・・***

1943年制作  姿三四郎
1948年制作  酔いどれ天使
1950年制作  羅生門
1954年制作  七人の侍
1965年制作  赤ひげ
1985年制作  乱
1991年制作  八月の狂詩曲
1993年制作  まあだだよ

  
 

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