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2008年2月11日 (月)

291: アメリカン・ギャングスター

ビジネス 秩序 ファミリー 人種格差 戦争 

そして 正義 友情 

・・・・・今にも通じる寓意

 
 
‘American Gangster’!

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英題 : AMERICAN GANGSTER

監督 : リドリー・スコット
製作 : ブライアン・グレイザー
脚本 : スティーヴン・ザイリアン
撮影 : ハリス・サヴィデス
音楽 : マルク・ストライテンフェルト

キャスト : デンゼル・ワシントン ラッセル・クロウ キューバ・グッディング・Jr ジョシュ・ブローリン キウェテル・イジョフォー カーラ・グギーノ RZA ジョン・オーティス

製作 : 2007年 アメリカ
日本公開 : 2008年2月1日
上映時間 : 2時間37分

1970年代のニューヨークを舞台に実在した伝説のギャング、フランク・ルーカスの半生を描く犯罪サスペンス。『グラディエーター』の名匠、リドリー・スコット監督がメガホンを取り、しがない運転手から麻薬王にまで上りつめた男の一代記を骨太に描く。 シネマトゥデイ

IMDb  ★★★★★★  User Rating: 8.2/10 (47,879votes)
 YAHOO! MOVIES  ( ABCDF ) The Critics : B+/14reviews  Yahoo! Users : B+/19,613ratings
YAHOO!JAPAN 映画★★  3.99点/298レビュー
映画生活 ★★  80点/49人

◆◆◆さくら85点 劇場鑑賞

すっごく、すっごく、すっごく面白かった!!! 映画に惹き込まれて、2時間37分、少しも退屈する間なく、たっぷりと楽しませてもらった。心と状況を読み取っていくのがドキドキして最高に面白かった。

エンドロールが終わった後に、謎のワンショットがあった。(笑)
 
 

以下、ネタバレ。1.ビジネス、2.秩序、3.ファミリー、4.人種格 差、5.戦争、そして、6.正義、7.友情、それから、8.謎のラストショット(画像有)の私見、9.痺れたシーン、10.すでに映画化されている脇役の ストーリー、11.娘フランシー・ルーカス、12.ハーレム (ニューヨーク市)。 。。。と分けて書いてみた。

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01/12. 麻薬ビジネス

まさに‘ビジネス’だった。そのビジネスを扱っているのが、白人(イタリア系)マフィアだけじゃなくて、タイコネクション/ベトナムルートを確保したアフリカンギャングがいたという事実に加えて、広く知られた事ではあるけど公人が大々的に関わっているという構図になっているのが、見ていて面白かった。

オープニングで、バンピーとフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)が大型電器量販店へ入って会話するシーンがある。後のフランクが行った麻薬取引のビジネスヒントがそこにあった事はあきらかだし、あたしも、麻薬取引に大型電器量販店のようなビジネスモデルを重ね合わせて見る事になる。

American_gangster_29 電器店での会話にソニー、東芝といった日本企業の名前が上がっていた。フランクの麻薬ビジネスで言えば、それがブルーマジックに当たる。片側が利便性や娯楽を与えるのに対して、片側は破滅や中毒死をもたらす違いはあるが、どちらも安く仕入れる、高品質な商品という意味では同じ。・・・・・フランクが直接取引きの交渉をするためにタイの奥地へ川で遡っていくシーンがあった。あたしはこのシーンで苦笑いしてしまった。だって、一番最初にソニーや東芝と契約した時の気持ちって、アメリカ側から見たらこんな感じだったのかもな、って想像しちゃったから。

American_gangster_07 仲介を省いた直接取引き、雇われ社長、ブランド・イメージ、従来モデルからの脱皮、適正価格、独占販売、成功による古参のやっかみ・・・・・、見込みの有る部下、見込みの無い部下。

新聞、TVニュースのチェックをかかさないフランク。戦争の状況がビジネスに影響をもたらすから。・・・・・武器商人が如く、彼の麻薬密輸は戦争ビジネスの一種だった。 。。。

 
 
品質は2倍、値段は半額の‘ブルー・マジック’。1日、100万ドルの売り上げ!?

 
 
 
 
02
/12. 秩序を保つ力

American_gangster_14 60年代から70年代にかけて、汚職まみれだったアメリカ警察。増加の一途を辿る殺人、麻薬中毒患者。70年代に入るとキング牧師に代表された公民権運動も落ち着き、音楽界やスポーツ界ではブラックパワーが台頭してくる。

この映画ではそれを皮肉って、TVに背を向けたリッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)が「政治さ」なんて表現していたけどね。黒人でも持て囃される時代になったといっても、それは一部の人に過ぎないわけで、黒人を納得させるための子供だましみたいなもんだ、って意味だったのかな。それとも、裏金の力さ、って意味だったのかな。まぁ、どちらをも合わせた“政治的配慮”、って意味だったのかもね。

そんな時代、バンピーが死んでしまった事によりハーレムの‘秩序’が壊れてしまう。そこに新たな秩序を築いたフランク。

「成功して敵を作るか、失敗して友を作るか・・・」、「成功の頂点で止めるのも・・・」。でも、ベトナム戦争が終わっても、新たな運搬ルートを確保して、タイからの麻薬密輸を続けるというフランク。戦争が終わっても、ケシの花は咲き続け、麻薬は作られ続けられるんだよね、買い手があれば・・・・・。

American_gangster_02彼が逮捕された時にリッチー・ロバーツに言う、「もし自分が逮捕されても、新たな麻薬組織は出てくる。警察に街の秩序を保てるのか?」。否だ。だからこそ彼は、麻薬ビジネスを続けるつもりだったんだろう・・・、と思わせられた。

 
 
 
 
03
/12.  ファミリー  ~ 家族と‘身内’ ~

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American_gangster_15 フランク・ルーカスとリッチー・ロバーツの家族は対照的だ。悪い事をやって家族を大切にするギャング、‘正義’を守って家族を顧みない刑事。

共同親権を争う法廷で、リッチーの元妻が言った台詞が印象深い。「そんな正義を家庭崩壊の理由にしないで。不正を働いて家族を大切にしたほうがよっぽどマシよ!」。リッチーが“正義の刑事”であったとしても、浮気、遅い帰宅、家族を顧みない“最低な夫”じゃ、妻が愛想を尽かすのも仕方ない。

逮捕直前、自宅で息子フランクを呼び止めた母親が言った台詞も印象的に残った。家族の間にあるのは盲目の信頼、だからこそ、範となるフランク自身の行動を見つめ直して欲しい・・・と示唆する母親。

それまで、薄々気が付きながらも、フランクに面と向かって言えない女達。それは、問い詰めてしまえば、どんな形になるかは分らないが、この幸せな関係が終わってしまう事 を知っていたから、・・・・・贅沢が出来なくなるというより、愛する息子であり、愛する夫であるフランクとの別れに耐えられないと思っていたからじゃないか な。そうであったと思いたい。リッチーの妻の論理で言えば、フランクが“極悪ギャング”であったとしても、家族を大切にした母からしてみれば“素晴らしい息子”、妻からしてみれば“素晴らしい夫”だったんだもんね。 。。。だからこそ、哀しい。

その人物の何にフォーカスするかで見え方がガラリと変わるのは、何もリッチーやフランクに限った事では無いよね。
 
 
 
家族関係は対照的なギャングと刑事だけど、‘仕事’には共通する部分がある。ギャングと刑事だけど、どちらも秩序を守ろうとしている(苦笑)。それ故に、共通する感情もあったのだろう。

American_gangster_132人の共通認識! “汚職警官は犯罪者” “汚職公人はギャングスター*” “悪い奴は例外なく逮捕されるべき” ・・・・・お金だけが絶対的な権力になっている世の中なんて変だもんね。
 
*ギャング(gang)とは、暴力的な犯罪集団を指す言葉である。正確には要素の単数形「ギャングスター(gangster)」が複数集まった「( )-s」を縮めた言葉である。単数形のgang-sterの接尾語はstarではなく蔑称としてのster。ヒップホップ文化のもとではギャングスタ(gangsta)とのスラングが多用される。

ギャングスターのスター(ster)には、日本で言うスター(Star/ 人気者)というような意味は無い。あ、でも、邦題では綴りなんて判らないから、邦題ではロビンフッド的な存在だったフランクをスター(Star)と表しているのかもね。バンピーのように、クリスマスにはハーレムでターキーを配ったりしてたもんね。

 
 
そして、この2人個人というより、この2人が象徴するものの対比が面白かった。近くて遠い、遠くて近い2人だった。

 
 
 
 
04
/12. 人種による差別、教育・経済格差

American_gangster_101_2 フランクに向かって伊マフィア(ドミニク・カッターノ/白人)は言う、「心の平安を約束しよう 公民権という言葉さえ知らない連中は多い」と。つまり、黒人差別の甚だしい世の中で、アフリカンのフランクが牛耳るのは難しいぞ、という脅し。

帰り際、車に乗り込みながら男(フランク/黒人)に女(エヴァ/ヒスパニック)が言う、「彼(白人)はあなたを見下していたわ」。ミス・プエルトリコの彼女で無くても、それに屈辱を感じたに違いない。

モハメッド・アリ*の試合観戦前に、女がプレゼントした高給毛皮には、もっと‘相応しい格好’をしたほうがいいのでは、という女の思いが透けて見える。日ごろ目立つ事を避けていた男がそれを身に着けたのは、女への愛情からだったんだろう。でも、その結果・・・・・。自身への戒めと、女への教訓のために、女の目の前でその毛皮を暖炉にくべた男。 。。。

*アリの活躍はベトナム戦争、黒人解放運動といった1960年代のアメリカ社会の背景を抜きにしては理解できない。ベトナム戦争への徴兵を拒否したことから無敗のままヘビー級タイトルを剥奪され、4年間試合を禁じられたが、復帰後、実力でタイトル奪還を果たした。また露骨な黒人差別を温存するアメリカ社会に批判的な言動を繰り返した。その後黒人解放運動などの貢献が称えられ、ドイツの平和賞「オットー・ハーン平和メダル」を受賞。 
 
 
 
差別、貧乏、身近に起こる犯罪・・・・・、アフリカンのフランクは子供の時からそれが当たり前の世界で育っている。彼は‘悪の世界’に身を落としたのではない、‘自分の世界’でのし上がったのだ。

「バンピーも白人の雇われ社長に過ぎなかった」。 裏社会でも搾取される側だった彼ら。でも、フランクはそんな状況を変えた。モハメッド・アリの試合観戦で、あの白人マフィアのドンよりも前列に座り、帽子で見えないと文句を言う彼を笑っていなした。妻エヴァが殺されそうになり、庇って腕を撃たれたフランクは、白人マフィアに文句を言う。フランクは彼のトコロに文句を言いに行ったのではなく、フランクのオフィスに彼を呼びつけて文句を言っていた。そこでの2人の言葉を聞きながら、フランクは実力で裏社会の頂点に立ったんだなぁ、と妙に実感した。

 
 
「我々の利益を巻き上げた金で、奴ら警官の子供は大学に通ったんだ」。 ちゃんとした職業に付きたくても、教育を受けることが出来なかった彼ら。そんな彼らが成功する道は、音楽、スポーツの特別な才能がなかったら、表社会では閉ざされてしまう。フランクは、ギャングとして傷つける加害者であるのと同時に、警察に利益を盗まれる‘被害者’でもあり、人種差別による社会的被害者でもあったんだよねぇ。

 
 
  
 
05
/12. 戦争がもたらすモノ

戦争で経済を潤してきたアメリカ。全ては‘正義’の名の下に・・・。でも、ベトナム戦争(1959-75年)では国民の間でその‘正義’が揺らぐ。戦争反対の声。多くのベトナム帰還兵がPTSDにより薬漬けになってしまうという社会問題。

ベトナム戦争は、アメリカに荒んだ心を蔓延させた。

American_gangster_23 この映画では、アメリカ軍用飛行機が麻薬を運んでくる。そして、アメリカ軍用機が運んできた麻薬によって、アメリカ国民が麻薬中毒になって死に、後に残される子供たち。麻薬を取り締まろうといている政府の足元で麻薬密輸が行われているなんて、皮肉の極みだよね。

 
 
 
 
06
/12. 正義が宿る場所

American_gangster_08 政治家、裁判官、弁護士、警察官が正義な分けじゃないんだよね。職業倫理を犯していれば意味が無い。法律があったって守っていなければ意味が無い。

「気でも狂ったのか、皆の前で金を数えるなんて!?」。ルールを守って汚れた大金を届けたリッチーに掛けられる罵声・・・。どっちの気が狂っているというのか。

あらゆるところ(冒頭のような公人)に賄賂を贈っていたフランクは、その気になれば放免も可能だったかもしれない。でも、フランクはギャングを止め、マフィア、汚職公人を摘発させる道を選んだ。身内に‘正しい範’を示すため、身内じゃないマフィアや自分達の利益を盗む警察を憎んでいたからこその行動。

フランク 「で、見返りは?」
リッチー 「豪華な刑務所生活を送る自由と、質素な社会生活を送る自由」

質素で安全で安心できる社会生活を送る自由、それはフランクが心の底から望んでいた自由に違いない。証言したのは、フランク自身のためだったと言っても過言じゃない気がした。

 
 
映画を見終えて思い返すと、リッチーの心だけじゃなくて、フランクの心にも正義が宿っていたと思った。だって彼は、証言と有罪を“選んだ”のだから。 。。。

 
 
 
 
07
/12. 友情!?

差別の歴史を持つ黒人とユダヤ人という意味でも、根底には共通するものを持っていたかもしれないフランクとリッチー。共通の目的意識の下で、汚職している公人を洗い出していく2人の様子は、とても気持ちが良さそうだった。

弁護士になったリッチーが最初に弁護したのがフランク、ってのが最高に良い!

 
 
1968年、バンピー(1906-1968年7月)死亡。フランク・ルーカス(1930年9月9日-)は38歳、リッチー・ロバーツ(1941年6月23日-)は27歳。

1975年、フランク逮捕。フランクは45歳、リッチーは34歳。

2007年、映画制作。フランクは77歳、リッチーは66歳。フランクとリッチーが、仲良く(笑)この映画の特別監修をしたって話、ホントかな?、ホントだろうなあ。ちなみに、デンゼル・ワシントン(1954年12月28日 - )は52歳、ラッセル・クロウ(1964年4月7日 - )は42歳だった。

 
 
 
 
08/12. 謎のラストショット

「あれって誰が誰を撃ったの? 何の意味があるの?」 (あたし)

「う~ん 顔は判らなかったけど 映画を観た観客を撃ったんじゃない?」

「!? そうかも! 観客の心に潜む‘悪’を殺したのかも!」 (あたし)

「まぁ 観客に自分で考えろ って感じのショットだったよな」

「他の人たちは どう解釈したのかなぁ~」 (あたし)

考えるに、70年代が中心の映画なんだけど、30年以上経った今なお‘悪(不正、汚職、差別)’は無くなっていない。イイ気になっていると今に‘始末’されるぞ!という警告と、そんな現実に対する哀しみを伝えたかったのかもしれない。 。。。

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09/12. あたしが痺れたシーン

1968年7月、バンピー死亡。

American_gangster_091971年3月8日、モハメッド・アリの試合観戦、特等席で白人マフィア(伊:Mafia)XXXより前に座っている高給毛皮を身に付けた“無名の黒人”。「こいつは誰だ?」、もちろん、リッチーの“有名人”を貼った掲示板には無い顔だ、というか、“頂点”を追っているリッチー達には、“頂点が黒人”なんて想像は無かったんだよねぇ。フランクの存在に気が付いてからも、“その上”を探す彼ら。でも・・・

“頂点が黒人”という確信を得たとき(幼馴染に‘写真’を渡されたとき)、リッチーは内心驚いただろうね。「マフィアが100年かかっても成し得なかった事を、数年で(黒人が)成し遂げるなんてあり得ない」と言った台詞は、リッチー自身も思ったに違いない。後に裁判になって表沙汰になった時、世間の人達も驚いたに違いない。でもって、フランク・ルーカスを知らなかったあたしは、この映画を見て驚いた。(笑)

1975年4月30日、ベトナム戦争終結。

American_gangster_26 1975年、フランクが逮捕されるシーンに、一番痺れた。逮捕される危惧があるにもかかわらず、いつも通り日曜のミサに行ったフランク。 銃撃戦が繰り広げられる分けじゃなく、日曜日のミサの後で清潔感のあるスーツを着た状態、ってのに痺れた。教会の前、階段の上、フランクが見下ろす先にはリッチーを始めとする数十人の刑事、・・・・・濡れた路面。フランクは、一瞬後ろを振り返り、前を向いて視線を足元に移して頭を垂れて階段を降りる。刑事は、扉を閉めて家族にその瞬間を見せない様な気配りをする。音楽と相まって、ギャングの逮捕にもかかわらず厳粛な気持ちにさえさせられてしまった。

「ここが私の家 ここが私の祖国 私は逃げられないし 逃げない」という彼の台詞が思い浮かんだ。

  



10/12. すでに映画化されている脇役のストーリー

フランク・ルーカスの師であるエルワーズ“バンピー”ジョンソンは、ジェノベーゼ・ファミリーの傘下でハーレムを仕切り、一時代を築いた黒人ギャングとして知られている。ゴードン・パークス監督の「黒いジャガー」(71)で、私立探偵のシャフトに仕事を依頼するハーレムのボスは、彼がモデルだと言われている。役名もずばりバンピーで、モーゼス・ガンが演じた。また、ビル・デューク監督の「奴らに深き眠りを」(97)は、1930年代のバンピーを主人公にした物語。ダッチ・シュルツとの抗争に突入したバンピーが、ラッキー・ルチアーノと手を組み、シュルツ一家を壊滅させていく過程を描いた作品で、ローレンス・フィッシュバーンがバンピーを演じた(下画像)。ちなみにフィッシュバーンは、スランシス・フォード・コッポラ監督の「コットンクラブ」(84)にもバンピー役で出演している。

Bumpy_johnson_01





11/12. 娘フランシー・ルーカス

Francine_lucas_2 映画には登場しなかったけど、1975年の逮捕時にフランク・ルーカスとジュリー・ルーカス(映画ではエヴァ)には3歳になる娘フランシー・ルーカスがいたみたいだ。両親共に刑務所に入ってしまった(映画ではエヴァは国に帰ったというテロップしか流れていない)彼女はとても苦しんだみたいで、そんな経験を生かして、両親共に刑期に服している子供のための非営利団体“Yellow Brick Roads”を設立している。そのウェブページもあった。
 
こちら→ http://www.yellowbrickroads.org/
 
 
 
American_gangster_30b フランク・ルーカス(1930年9月9日- )は、一般には死亡したアメリカ兵の棺を使ってベトナムからヘロインを密輸していたことで有名で、2007年の伝記映画『アメリカン・ギャングスター』でもそのように描写されているが、数名の元麻薬捜査官やルーカス自身は、それは作り話と言っている。





12/12. ハーレム (ニューヨーク市)


ハーレム (Harlem) は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市のマンハッタン区北部に位置するアフリカ系アメリカ人の文化とビジネスの中心地。

20世紀には、1920年代のハーレム・ルネサンスに象徴される黒人文化が長く花開いたが、また犯罪と貧困に喘ぐ地域でもあった。 しかしながら、1990年代には徹底的な治安改善政策により環境が驚く程改善された。 21世紀に入り現在は、街の再開発も進み、文化と経済のネオ・ハーレム・ルネサンス期に入りつつある。


・・・・・・・・・・
文化的観点などから、ドミニカ人が住むウェスト・ハーレムやヒスパニックの多く住むイースト・ハーレムを、アフリカ系アメリカ人のセントラル・ハーレムとを区別し、アフリカ系アメリカ人が多く居住する地域のみをハーレムと呼ぶこともある。現在ハーレムの境界線は常に変動し続けている。

◆ウェスト・ハーレム

ブロードウェイを中心に、125丁目から155丁目までを指す。138丁目にはニューヨーク市立大学シティカレッジがある。116丁目のコロンビア大学はハーレムではなくモーニングサイドハイツに含まれる。145丁目からワシントンハイツにかけては全米最大のドミニカ人居住地。

◆セントラル・ハーレム

セントラル・パークの北の110丁目から。東西に走る125丁目はハーレムのメインストリート。アフリカ系アメリカ人が住む。旅行者の主要な目的地。

シュガーヒルはセントラル・ハーレムからウェスト・ハーレムにかけて。

◆イースト・ハーレム

スパニッシュ・ハーレムとも呼ばれる。96丁目から北はほぼ153丁目まで。東はハーレム川までを指す。プエルトリコ人などが居住。
 
 
 
なおアフリカ系アメリカ人の著名な活動家・公民権運動家の名を冠したストリートがいくつかある。

    * マーティン・ルーサー・キング通り(125th. Street)
    * マルコムX通り
    * フレデリック・ダグラス通り  他。


・・・・・・・・・・
125丁目には黒人音楽の殿堂アポロ・シアターがある。

アメリカ合衆国42代大統領ビル・クリントンがオフィスを構えている。
 
 
 
 
 
 
 
  
こいつは誰だ?

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奴を逮捕すれば10万人が失業する

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Bang !

Bang

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コメント

おっ!高得点

うーむ チェック (o(^-^)o)

投稿: nono1 | 2008年2月12日 (火) 19時20分

人間って弱い! と思う反面

人間って強い! とも思った

投稿: さくらスイッチ | 2008年2月12日 (火) 21時39分

なかなか良かった

実際にあった事件だったので
迫力が伝わった

印象的だったのは
ニューヨーク市警の腐敗の規模のすごさ
それを牽制できる仕組みがあること(軍に対してまで)

市場経済の原理(blue magic)^^

投稿: nono1 | 2008年2月18日 (月) 06時26分

アメリカ現代史の片隅を除いた気分 |ω・)

投稿: さくらスイッチ | 2008年2月18日 (月) 22時16分

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