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2008年2月 2日 (土)

287: きみに読む物語

なんてベタなラブ・ストーリーなんでしょうか・・・ でも最高!!!

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原題 : THE NOTEBOOK

監督 : ニック・カサヴェテス
制作 : アブラム・ブッチ・カプラン
脚本 : ジェレミー・レヴェン
原作 : ニコラス・スパークス

出演 : ライアン・ゴズリング , レイチェル・マクアダムス , ジェームズ・ガーナー , ジーナ・ローランズ

制作 : 2004年 アメリカ
収録時間 : 123分

ニコラス・スパークスのベストセラー小説をニック・カサヴェテス監督が母であるジーナ・ローランズをキャストに迎え映画化したラブロマンス。記憶を失っていた初老の女性を訪ねて来た老人男性は、遠い昔の純愛物語を読み聞かせ始める。

IMDb  ★★★★★★  User Rating: 8.0/10 (47,048votes)
 YAHOO! MOVIES  ( ABCDF ) The Critics : C+ 12reviews  Yahoo! Users : B+/60,091ratings
YAHOO!JAPAN 映画★★  4.21点/246レビュー
映画生活 ★★  74点/140人

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もの凄くベタなラブストーリー。でも、だからこそ、最高に楽しかった。

“恋愛”のイメージには“若さ”が常につきまとう・・・と感じるのは、あたしに限らない事だと思う。でも、この映画では“老化現象”を描きながらも、なんともロマンチックな気持ちにさせてくれた。

The_notebook_06 ラブ・ストーリーのその後ってあまり想像する事が無い。だって、素敵なラブストーリーであればあるほど、未来を想像してもつまらないからね。だって、ろくな想像が出来ないんだもの。恋人になったんなら別れるんだろうなぁ、とか、結婚したなら離婚するんだろうなぁ、とか、飽きる時や生活疲れ、なんかを想像しちゃう。ひねくれてるかな、あたし。(苦笑)

でも、この映画では、ちょっと意地悪な世間の視線も程よく練り込まれているのが隠し味になっていて、甘いだけじゃないのが良かった。 ラブ・ストーリーの「その後」を想像する楽しみがある映画だった。

以下ネタバレ
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昔、若かった頃に駆け落ちした男性を娘に見せ、自分の人生を話して聞かせる母親。「彼を見ると、今の自分がどんなに幸せなのかを感じるのよ」 「あなたに、あんな選択もあったのに・・・と後悔して欲しくないのよ」 「パパはやさしい、私はパパを愛しているわ」 「正しい選択をしてね」という母親。その時、彼女(母親)が泣いたのが印象深かった。「いい歳して泣いたりして恥ずかしいわ」 ・・・・・なぜ彼女は涙したのか?

自分の幸せをかみしめて涙した・・・とは考え難いよね。彼女の言葉とは裏腹だけど、別の選択(駆け落ちした彼との恋を成就させる)もあったのに・・・と悲しむ心が潜んでいたからだと思う。

ノアとアリーの2人がお互い以外の異性を知った、という設定がよかった。思い込みの恋愛から一歩、外に抜け出せるからね。現実の自己確認をする上でもイイ経験だと思った。

自分の心を決めかねる。でも、決めなくちゃいけない。恋愛とは限らないけど、そんな時は誰にでもある。この映画でいう「正しい選択」って、「自分の意思で決めた答え」である事だと感じた。彼が盛んに彼女に言っていたように。 。。。


  

うろ覚えなんだけど、年老いたノアを診る事になった若い医師の名前(姓)って、‘婚約者’と同じだったような気がする。孫だったのかな? 彼もアリーと別れた後、幸せな結婚をしたんだろうなぁ。 。。。

アリーの母親は娘の「選択」をどう思ったかな。最初はともかく、案外、理解を示したんじゃないのかな。父親は娘に甘そうだったし。結構、孫を抱いて相好を崩してたりしてたんじゃないかな。それを横で見つめる幸せそうなアリー。 。。。

娘アリーと孫のために、いくばくかの援助を申し出る父親。でも、それを断るノア。そんなノアを満足げに見つめるアリー。 。。。

アリーは広いバルコニーで、好きな絵を存分に描いていたんだろうね。その横で、ノアが詩の朗読をしたりしてね。平穏で幸せな時間。 。。。

澄み切った空気、溢れる緑、澄み渡る湖水、そこに響き渡る子供達の声。 。。。皆で囲むテーブルにはパンケーキ。 。。。

結婚してから、時にケンカもしただろう。でも、すぐにアリーは立ち直って、またケンカ。たくましいアリー。その様子を想像するのも、この物語の場合は何だか微笑ましく感じてしまう。 。。。

「未来を想像してみて!」なんてノアの台詞もあったので、想像してみた♪ この映画には描かれていないノアとアリーの空白の時間を、自分のベタな想像で埋めるのはとても楽しい。大抵の映画は、映画ラストに向かっての伏線なのに、この映画の場合は、未来であり過去でもある空白を想像させるような伏線が張り巡らされている。この辺に周到さを感じる。ま、それがないと、映画の内部世界が嘘っぽくなっちゃうもんね。
 
  
  

妙な事に、認知症でさえ、2人の愛に火を灯すための贈り物のように感じてしまった。ラスト、“2人にとっての奇跡”に泣けた。・・・・・こんなラストを向かえられるなら、老いるのも悪くない。彼女の「選択」、「正しい選択」だったね。「正しい選択」にしたんだね、2人で努力して。アリーが羨ましい。   なぁんて思わせてくれた恋物語だった。

 


“彼女は突然 彼の人生に戻ってきた”

“神の力は科学の限界を超える”

「正しい選択をしてね・・・」

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