317: バンテージ・ポイント
原題 : VANTAGE POINT
監督 : ピート・トラヴィス
製作 : ニール・H・モリッツ
脚本 : バリー・L・レヴィ
撮影 : アミール・モクリ
キャスト : デニス・クエイド マシュー・フォックス フォレスト・ウィッテカー シガーニー・ウィーヴァー ウィリアム・ハート
製作 : 2008年 アメリカ
上映時間 : 90分
大統領暗殺の真相を、8人の目撃者、8つの異なる視点で追ったサスペンス・アクション。シークレットサービスのトーマス・バーンズ(デニス・クエイ ド)は、同僚のケント・テイラー(マシュー・フォックス)とともに、スペインのサラマンカで開催されるテロ撲滅の国際サミットに出席するアシュトン米大統 領(ウィリアム・ハート)の警護にあたっていた。サラマンカ到着直後、大群衆を前に広場でテロ撲滅のスピーチを行うアシュトン大統領が突然、何者かに狙撃 される。パニック状態に陥った広場の中で、狙撃の瞬間を目撃した8人は・・・
【IMDb】 ★★★★★★★☆☆☆ 6.7/10 8,987votes
【YAHOO! MOVIES】 ( ABCDF ) The Critics : C/10reviews Yahoo! Users : B-/5,737 ratings
【YAHOO!JAPAN 映画】 ★★★★☆ 4.12点/500人
【映画生活】 ★★★☆☆ 76点/7人
◆◆◆さくら69点 劇場鑑賞
ラスト直前までホントに面白かった。ラストは何かあっけなかった、な。観終えた感想は、テンポはイイけど感動がない、話は分るけどココロに入ってこなかった感じ。好みによるのかな、評判は悪く無いみたいだ。
一緒に行った友人と感想を話し合ったら、「まあまあ面白かった」と言う事は一致していたものの、まるっきり話が噛み合わなかった。「えぇ~ そ う?」とお互いに言い合った(笑)。あ、ストーリー展開の理解という点では一致してたよモチロン、分り易いお話だったからね。この映画で伝えたかった事は 何なのか?って事が、噛み合わなかったのだ。なので、「なぜ、彼がそう感じたのか?」「なぜ、あたしがそう感じたのか?」を長々と話し合って、それはそれ で楽しかった。
以下、ネタバレ有り。
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◆おお~、人種のオンパレードだなぁ・・・、すげぇなぁ・・・。
<アメリカ人> ・白人年配女性の上司、・アジア系(中国系3世くらい?)男性の録画担当、・白人女性スタッフ、・インド系女性の現場レポーター、・白人男 性のカメラマン・黒人男性のシークレットサービス、・PTSDを抱える白人男性のシークレットサービス。
<スペイン人> ・スパニッシュ(スペイン人)の母 親と娘、テロリストの男性&女性。
イスラム系アラブ人の姿は、主賓としてチラッと映っただけだった。
登場人物が多かったけど混同する事なく理解できたのは、見た目の特徴がハッキリしていたからだと思う。
◆時間を巻き戻して、昼12時ちょっと前からの数十分を、見る人を変えて描く。視点を変えると同じ状況にいても見えるモノが違うことが表現されていて、こ
の手法がこの映画の面白さになっている。黒澤明監督の羅生門(芥川龍之介の「羅生門」「藪の中」が原作)と同じ手法。この手法に加え、大統領はどうなって
しまうのか・・・、テロはどうなっていくのか・・・、という不安と興味で最後まで面白く見る事が出来た。
<1>TV中継車内、<2>PTSDを抱えるシークレットサービス、<3>スペイン人男性刑事、<4> ビデオカメラで撮っている黒人ジャーナリスト(だよね?)、<5>テロリスト達 (4に広場で話しかけたスペイン人男性、3が惚れているスペイン人女性、電 話で指示を受けていたホテルスタッフ、弟を拉致されている兄)、<6>シークレットサービスから寝返った白人男性、<7>大統 領、<8>スペインの一般市民 (4にアイスクリームをぶつけてしまった少女、その母親)、この8つの視点で‘大統領暗殺’現場を見る。それ に、映画を観る観客の視点が加わる。
◆「ケネディ大統領暗殺」はアメリカ政府の陰謀・・・なんて説があるけど、今時の「大統領暗殺」はアメリカ政府の国外対策に対する“報復”なんだね。
◆銃を撃った人が犯人な分けだけど、その現場に犯人が居ない仕掛けが面白かった。日本(モバイル後進国)では普及してないけど、欧米では普及しているスマートフォンで遠隔操作してたのが興味深い。
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見えてくる視野が広がってくるのは面白いんだけど、出来事としては、テロリストが大統領を連れ去る途中で事故って、たまたま居合わせたシークレットサービスに救助される、ってだけなんだよね。結構、あっけない(苦笑)。
「替え玉なのを知っていても暗殺したのは 隠蔽できないようニュースになる様にだよな」「うん(同意)」。
彼が観終えて思ったテーマは、「見る人が違うと物事はまるっきり別のモノに見える怖さと面白さ 物事は一様じゃない」という事だ。「それはそうなんだけどさぁ それを手段としてもっと深いテーマがあったんじゃないのかなぁ」とあたしは言ってみた(笑)。
あたしが映画を観終えて思ったテーマは、「報復に対する報復でテロは防げない 悲劇に悲劇を重ねるだけだ」という事だ。でも彼に「それってさぁ拡大解釈
じゃない?」と言われてしまった。確かにチョット無理があるかな・・・と内心思ったものの、あたしは観てる最中「テロってヤダなぁ やる方もやられる方も
悲しいなぁ」と思ったんだよねぇ。今この映画!・・・という理由はそこにあると思ったんだけどなあ・・・。
「なんかスッキリしないんだよね あのテロリスト達は 殺さずに大統領を連れ去って 何がしたかったんだ?」と彼はしきりに言っていた。反米感情の
強いテロリスト達だから、見せしめとして殺すトコロを映像として流すつもりだったのかな? それとも、人質として何かを・・・例えば捕らえられている仲間
の開放を要求するつもりだったのかな? それとも、‘スペインのサラマンカで開催されるテロ撲滅の国際サミット’に対する‘抗議’かな? それがハッキリと描かれていなかっため、自分の想像で埋めるしかない。世界各地で自爆テロが起こっているけど、国
境も人種も関係ない戦争なんだよねぇ。 。。。彼らを繋いでいるのは“反米感情”のみなんだよねぇ。
あの可愛らしい少女が、結構、重要な役どころだったなぁ・・・・・
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