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2008年5月22日 (木)

333: サイレント・ランニング

宇宙空間にポツンと浮かぶ森

ジョウロで水をやりながら独りで森を守るロボット。。。

宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ(1986年)』ではありません(笑)
『未知との遭遇』等で有名なダグラス・トランブルの初監督作品♪

Silentrunning2

原題 : SILENT RUNNING    

監督 : ダグラス・トランブル   
製作 : ダグラス・トランブル マイケル・グラスコフ   
脚本 :    デリック・ウォッシュバーン マイケル・チミノ スティーヴン・ボチコー   
撮影 : チャールズ・F・ホイーラー   
特撮 : ダグラス・トランブル   
音楽 : ピーター・シッケル   
主題歌 : ジョーン・バエズ

出演 : ブルース・ダーン クリフ・ポッツ ロン・リフキン

製作 : 1972年 アメリカ
上映時間 : 90分

地球から緑が消えて久しい未来。植物は宇宙ステーション内のドームでわずかに栽培されているに過ぎなかったが、遂にそのステーションも放棄の命令が下る……。

ベトナムの影残る70年代初頭に制作された米SF映画には絶望の未来を扱った作品が多く、これも環境破壊を主題にしたエコロジカルSFであったが、 一人の植物学者によって宇宙に放たれたドームとそこに動く作業ロボットの姿を捉えたラスト・シーンはジョーン・バエズの切ない主題歌と共にそのテーマを最 も明確にしたものと言えるだろう。

M・チミノ、D・ウォッシュバーン、S・ボチコー(後にTVシリーズ「L.A. LAW/7人の弁護士たち」を産む)の脚本はややもすると感傷的 で、ひとりよがりな主人公の性格をうまく処理出来ておらず、「未知との遭遇」等の名特撮マン、トランブルの初演出ともども荒削りな物だが、それ故に従来の 作品には無かった新鮮な魅力がある。

TV放映、ビデオ発売の後、最後に劇場(それもミニ・シアターだが)にかかったという不遇な秀作。 allcinema

IMDb★★★★★★☆☆☆☆ 6.7/10 5,152votes
YAHOO! MOVIES】 ( ABCDF ) Yahoo! Users : B-/151 ratings
YAHOO!JAPAN 映画
★★★☆ 3.83点/6人
映画生活
★★★★☆ 86点/5人

◆◆◆さくら70点  レンタルDVD

自然を破壊する人間、森を守るロボット、という構図が面白かった。 。。。けど、哀しかった。

論理回路が実装されたコンピュータでのシミレーションが発達しつつあった70年代アメリカ、62年に発刊されたレイチェル・カーソン『沈黙の春 (Silent Spring)』などによって環境問題の意識が高まっていた70年代初頭アメリカ、“戦争をめぐっての国内世論分裂や事実上の敗北による挫折感は既成の価 値観を崩壊させ、アメリカ国内では犯罪の増加や麻薬の増加、教育の崩壊・貧困の増加などがおきた”ベトナム戦争中の72年アメリカ、・・・・・そんな時代の叫びを感じる映画だった。

非人間型ロボットが社会に浸透しつつあり、地球温暖化によって環境問題の意識が高まっていて、対テロ戦争に疲れ果てている現代・・・・・。映像技術の古さは別にして、物語の空気は今っぽいなぁ、と思った。

**********

「サイレント・ランニング」とは、潜水艦が、攻撃されないようにその所在をつかまれぬよう音を出さないで行動する戦術の様式のこと。 wiki

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