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2008年6月20日 (金)

344: シービスケット

「ダビデとゴリアテの戦い」 

その結果は如何に! 

そして その後は如何に・・・

Seabiscuit3

原題 : SEABISCUIT

監督 : ゲイリー・ロス
制作 : ゲイリー・バーバー , ロジャー・バーンバウム , トビー・マグワイア , ゲイリー・ロス
原作 : ローラ・ヒレンブランド

出演 : トビー・マグワイア , ジェフ・ブリッジス , クリス・クーパー , エリザベス・バンクス

収録時間 : 141分
制作 : 2003年 アメリカ

436万部を超えるベストセラー・ノンフィクション『シービスケット あるアメリカ競走馬の伝説』を映像化。世界恐慌下のアメリカで、一頭の競走馬に全てを賭けた3人の男の人生をドラマチックに描いた、勇気と感動のヒューマン・ドラマ。 goo映画

IMDb★★★★★★★☆☆☆ 7.4/10 23,445votes
YAHOO! MOVIES】 ( ABCDF ) The Critics : B+/15reviews Yahoo! Users : B+/46,661ratings
YAHOO!JAPAN 映画
★★★★ 4.22点/50人
映画生活
★★★★ 75点/155人

◆◆◆さくら72点 レンタルDVD

落ち込んで元気が無くなる事って誰にでもあるけど、時間の経過は大抵の傷をある程度いやしてくれる。でも、時間の経過だけに頼っていては、何ともならない事もある。本人の頑張りだけではどうにも出来ない不幸な状況に突然なってしまい、それが社会情勢に深く根付いていたら、元気を取り戻すのはとても難しい。この映画は、そんな元気を取り戻すのが難しい時代を主な舞台にしている。・・・1929年10月24日に株価が大暴落して始まった恐慌によって、アメリカ労働者数の4分の1が職を失い、多くのアメリカ国民が苦しんでいた。 。。

元気を失っている時、意識して自分で自分に元気をチャージ出来るのは、誰にでも出来そうで実はそうでもなくて、一種の特技というか才能のようなものだとあたしは思っている。で、あたしが確実に特別な才能だと思っているのは、元気を失っている不特定多数の他人に元気をチャージ出来る人だ。

Seabiscuit15この映画には、そんな特別な才能を持った人と馬が登場する。

息子を事故で亡くし妻にも去られた大富豪ハワード、開拓時代の終焉により時代遅れのカウボーイとなったトム・スミス、一家離散の憂き目に合い草競馬のジョッキーに身をやつした青年レッドという3人の男たち。彼ら3人の男たちに増して魅力的に描かれていたのが、体の小さな競走馬シービスケット。シービスケットは人生の辛酸をなめていた3人の男に希望を与え、大勢のアメリカ国民にも希望を与えた。人間、未来に希望を抱ければ、元気を取り戻せると思った。

当時なら何処にでも居そうで、それでいて何処にも居ない、そんな3人の男と小さな馬の実話に基くお話だった。

 

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この映画の制作が2003年というのが興味深い。2001年の同時多発テロ後のアメリカの空気が、映画に何を求めていたのかが伺われる。

 

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Seabiscuit13_2◆当時の服装がステキだった。エキストラが物凄く多いため、イギリスやイタリアのメーカーにも協力してもらって、多数の衣装を揃えたようだ。

◆映画に登場したレースは、全て詳細な記録(映像、音声、新聞)が残っているものばかりなので、撮影にはかなりこだわり、とても苦労をしたようだ。合計10頭のシービスケットによる迫真の演技は見ものだった。

David_und_goliath ◆「ダビデ(羊飼いだった兵士)とゴリアテ(巨人兵士)」に例えられた、体の小さな競走馬シービスケットと体の大きな競走馬ウォーアドミラル。 

*サウル王治下のイスラエル王国の兵士と対峙し、彼らの神を嘲ったが、羊飼いの少年であったダビデが投石器から放った石を額に受けて昏倒し、自らの剣で首を刎ねられた。この故事にちなんで小さな者が大きな者を打ち負かす喩えとしてよく使われる。(右・ダビデとゴリアテ) 

 
 
 
「ここはアメリカだ!」

「つまり・・・」

Seabiscuit_2

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