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2008年8月12日 (火)

『解かれた封印~米軍カメラマンが見たNAGASAKI~』

6日でもなく 9日でもなく 15日でもない今日だけど。 。。

Yunagi00_4
上右: 『夕凪の街 桜の国』の1コマ
上左: 著者 こうの史代

Joe_odonnell
上左: 弟の亡骸を背負う長崎の少年
上中: 父親の葬儀で敬礼するジョン・F・ケネディ・ジュニア
上右: 撮影者 ジョー・オダネル

 

漫画『夕凪の街 桜の国』を読み直した。NHKスペシャル『解かれた封印~米軍カメラマンが見たNAGASAKI~』を見た。下記はその雑感。

 

漫画『夕凪の街 桜の国』

嬉しい?

十年経ったけど
原爆を落とした人はわたしを見て
「やった!またひとり殺せた」
とちゃんと思うてくれとる?

原爆を落とした人は、十年後にも「やった殺せた」と思うだろうか。見知らぬ人をそこまで憎むことが出来るだろうか。そんな人間が存在するとは思えない。核を使うという事は、十年後にも、殺したくない人間を殺すという事なのだ。そんな事は誰も望まない。

ならば、やはり使ってはいけないのだ。相手のために、そして自分自身のために・・・。

 

NHKスペシャル
『解かれた封印~米軍カメラマンが見たNAGASAKI~』

終戦一ヶ月後 占領軍として原爆投下後の長崎に入り、記録係りとして長崎を撮影していた。アメリカ人カメラマンジョー・オダネルが病院を訪れた時、被爆で全身が焼け爛れ、髪の毛は元より耳も何もない肉の塊が叫んだ。「敵だろう 殺してくれ!」と。

「殺してやる」ではなく、「殺してくれ」という憎しみと絶望の言葉。

日本軍の真珠湾攻撃に憤り、志願して海兵になったジョー・オダネルは、占領軍として被爆地を記録する任務に就く。そして長崎の惨劇を自分の目で見て 思いを変えていく。任務以外にも、自分のカメラで30枚の写真を撮る。

帰国後はその写真を、記憶と共に43年間封印する。自身も原爆症で癌を発症し、国に補償を訴えるも却下される。晩年になって、被爆者の記憶に苛まれたジョー・オダネルは、原爆による悲劇と投下の過ちを、写真の公開とともに訴えていく。周りからの非難も凄まじく、それが原因で自身の離婚にも至る。それでもその活動を止めなかった。昨年8月9日に85歳の生涯を閉じた。

*Joseph (Joe) Roger O'Donnell (May 7, 1922 – August 9, 2007)

死後は息子がその意志を継いでいる。

しかし、ジョー・オダネルのような人は少ない。占領軍として広島、長崎入りしたアメリカ人の多くは、「広島、長崎への原爆投下が戦争を終結に導いた」と肯定的に捉えている。中国人や韓国人にしたって同様だ。日本の原爆開発が成功していたら、日本軍だって原爆を投下していただろう。その結果戦勝国になっていたら、日本人の多くだって、それを肯定的に捉えるだろう。日本人だったら後悔して核廃棄に至っている、なんて事は考え難い。

過去の原爆投下を肯定的に捉えるという事、それは未来に原爆投下の可能性がある事を示唆する。

核を保有する国は増える一方で減っていない。北朝鮮だって、一旦保有した核を完全に手放すなんて考え難い。核兵器を保有する国が無くなるのは、人間からエゴと恐怖が無くなった時のみなのかもしれない。そんな時がやってくるのだろうか?

 

アジアの中で中国が、日本より強い国になるのは、そう遠くない未来だ。( 既にアメリカは、中国に重きをおいているように見える。)そうなれば中国は、そして韓国も北朝鮮も、日本の軍事をさして気にする必要がなくなる・・・? 今だからこそ日本は、北朝鮮に経済制裁を行えるが、二・三十年もすれば日本の経済制裁なんて効力無しになるのかも。

アメリカの世界的地位が低下しつつある今、中国の世界的地位が上がりつつある今、日本のアジアでの存在が霞んでいきつつある今・・・。今後は、日米安保が意味を成さなくなっていく気がする・・・。日本が戦争を仕掛けられる事って、あるだろうか? 日本が戦争を仕掛ける事って、あるだろうか? 他国の戦争に参戦する事って、あるだろうか? 日本国民は、戦争の恐怖に晒されるのだろうか?

過去の侵略戦争に向き合っていない日本、それは未来に戦争の可能性がある事を示唆する・・・?

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・壮大に考える前に、まず自分の心をしっかりさせなきゃ。境界は、土地の上ではなく心の中にあるのだから。 。。

★戦争ドキュメンタリー

Map

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コメント

原爆を落とされたという事実
交戦状態にあったと言う事実
交戦状態を始めたという事実
国民という意識で
国の行動を取り仕切っていた
訳ではない時代

交戦状態の始め
真珠湾攻撃

だが

日本がなぜそうまで
しなければならなかったのか

追い詰められた者の
窮鼠の反撃


・・・

黒人であれ
インディアンであれ
黄色人種であれ

あるいは
女性ということで
受けて来た差別

1940年までは
どれほど強かった事か

たぶん
これはあまり品のいい言い方では
ないので
慎みたいが

当時の彼の国々の見方 思い方では
本来互いに持つべき
尊敬心もなく

こしゃくなJap
潰してやる

このような心情がベースで
あった思う

まさに日本人が

鬼畜米英と思わされて
思っていたように

投稿: nono1 | 2008年8月13日 (水) 21時21分

>日本がなぜそうまで
しなければならなかったのか

考えれば考えるほど難しい・・・
でもそれを考える事が 
未来の平和に繋がると思う
 

投稿: さくらスイッチ | 2008年8月16日 (土) 07時47分

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