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2008年9月 6日 (土)

361: あの日の指輪を待つきみへ

実感できなければ認められない 認められなければ自己消化できない

自己消化できなければ先に進めない 先に進めなければ自由になれない

・・・“運命の愛”は一度きりじゃない

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英題 : Closing The Ring

監督・プロデューサー : リチャード・アッテンボロー
プロデューサー : ジョー・ギルバート
脚本 : ピーター・ウッドワード
音楽 : ジェフ・ダナ

キャスト : シャーリー・マクレーン クリストファー・プラマー ミーシャ・バートン スティーヴン・アメル ネーヴ・キャンベル ピート・ポスルスウェイト ブレンダ・フリッカー グレゴリー・スミス デヴィッド・アルペイ マーティン・マッキャン

製作 : 2007年 イギリス/カナダ/アメリカ
上映時間 : 1時間58分

ひとつの指輪をめぐり交わされた約束についてつづる感動的な恋愛ドラマ。『愛と追憶の日々』のシャーリー・マクレーンが、戦地で愛する人をなくした喪失感を引きずったまま生きる老女を熱演。彼女の若き日を、テレビドラマ「The OC」シリーズのミーシャ・バートンが演じる。監督は『ガンジー』の巨匠リチャード・アッテンボロー。登場人物たちがめぐってきた、いちずで誠実な生きざまに、大きく心を揺さぶられる。 シネマトゥデイ

Rotten Tomatoes】 29% 
IMDb
★★★★★★★☆☆☆ UserRating:6.9/10 (862 votes)
YAHOO! MOVIES】( ABCDF ) Yahoo! Users : B-/25ratings

YAHOO!JAPAN 映画
★★★☆ 3.9点/29人
映画生活
★★★☆ 68点/10人
エイガ・ドット・コム】 User's Rate : B 見たい度 :
★★★★4.2/70票

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◆◆◆さくら評価 73点 crying 劇場鑑賞

アメリカとアイルランドの現在に過去が織り交ぜられながらストーリーは進んでいく。上手く伏線が張ってあり、結構早い段階から恋愛模様とその後の人間関係を、それとなく把握する事ができた。そして、登場人物の感情に巻き込まれて、ドンドン映画世界に惹きこまれてしまった。

その人間が生きる土地、時代、社会というものが、その人間の内面奥深くに及ぼす影響は限りなく大きいなぁ、と思った。男女の約束、親友との約束、死に行く人との約束、・・・約束を真摯に守り抜こうとする姿とそれぞれの約束に込められた気持ちに泣けてしまった。何故かれらは、そこまでして約束を果たそうとしたのか。何故かれらは、責める人がいないにもかかわらず約束を破らないのか。そこには相手に対する強い想いや思い遣り、約束は守らなければならないというモラル意識だけではない何かがあるのを感じた。 。。

他者に縛られて約束を果たそうとしたのではなく、自己の気持ちのあり方の結果として約束を果たすことになっている。この物語では、約束を守ることの素晴らしさよりはその辛苦が描かれていた。だからこそ約束から解放されるラストシーンが輝くのだが。

見終えてから登場人物の視線で物語をふり返り、色々と想像するのが凄く面白かった。シニカルな視線で客観的に物語全体を眺めるよりは、嘘つきでいて正直、そして、不幸せでいて幸せなそれぞれの登場人物の心情に、どっぷり浸って観たほうが楽しめる映画だ。
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アイルランド紛争 IRA IRA暫定派 リアルIRA

・1944年6月1日、第二次世界大戦に揺れる北アイルランド上空を飛行中のアメリカ軍B17爆撃機が濃霧の中で方向感覚を失ってベルファルトのケーヴ・ヒルに墜落、10人の若いアメリカ兵が命を失った。それから50年以上経ったある日、墜落現場で航空兵の1人の結婚指輪が発見された。そのニュースを耳にしたピーター・ウッドワードが、実話をもとに想像力の翼を羽ばたかせて書き上げたのが、本作の脚本である。

映画世界は過去を第二次世界大戦中(指輪を贈ったのが1943年)、現在をアイルランド紛争中(’90年代初頭)としている。

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コメント

うん よかったよね

でも あえて気になった ところ2つ

① エセルの若い頃と現在の 目の大きさが違うところ
② 壁をはがして出てきた昔の諸々が年期が入っていないところ

ちょっとした違和感が入り込んだ気持ちを引き戻すから
^^

投稿: | 2008年9月10日 (水) 06時22分

あらっ あたしは①②ともに気にならなかった・・・
ぼ~~っと見てたからかな

特に①に関しては(他の登場人物もそうだけど)、逆に面白がっちゃった smile

投稿: | 2008年9月10日 (水) 19時58分

ふふふ^^

「細部にこそ神は宿る・・・」
なんてこと
誰が言ったのかは忘れたけれど

どうしても強引なキャスティングに思える^^

投稿: | 2008年9月10日 (水) 22時08分

>「細部にこそ神は宿る・・・」
どうしても強引なキャスティングに思える^^

なるほど!
なので、どうしてあたしは気にならなかったのか改めて振り返ってみた・・・

最初は映画世界から引いて、醒めた目で見ていたからだ!、と気がついた。現在と過去の役柄を一致させるまでは、キャストの心情より人間関係を推理する事を楽しんだ。過去と現在は映画である以上べつの人間が演じているわけで、何か共通項を探しながらキャスティングしたハズだから、製作側が何を共通項と考えたか、を考えて推理したりもした。

で、他のキャストが身体的特徴(鼻、髭、髪、口紅・・・)なのに対して、エセル役だけは魅力を重視したんだ、とあたしは思った。“エセルの魅力”が観客に伝わらなかったら、この映画は何もかも嘘っぽくなってしまうから・・・

なんて思いながら、現在と過去が一致した段階で、あたしはキャスティングを難なく受け入れちゃった。あたし、単純人間すぎ。 。。。


投稿: | 2008年9月10日 (水) 22時41分

なるほど ストーリーに没入だ
でもnono1も没入度は98%くらいで
エンディング近くの ハラハラ緊張する
場面まで
しっかり入っていけてた^^

①②については頭の片隅で小さな 虫のささやき
が一瞬聞こえた感じだから(あらっ)

投稿: nono1 | 2008年9月11日 (木) 06時37分

エンディング近く 
・・・テロで傷ついた兵士を前にして
初めてテディの死と向き合う時
その痛々しさ 切なさ
騒がしいのにエセルの周りにだけ漂う静寂に
胸が締め付けられる思いがした。 。。

nono1さんのブログで知ったこの映画
あたし的にはアタリcrownだった

投稿: さくらスイッチ | 2008年9月11日 (木) 07時20分

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