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2009年9月10日 (木)

438: ココ・シャネル

意地っ張りで素朴
若きガブリエルの受動的な恋愛 057

強さと圧倒的な存在感を身に付けた
晩年のシャネルの能動的な仕事 smoking

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英題:  Coco Chanel

監督: クリスチャン・デュゲイ
脚本: エンリコ・メディオーリ
撮影: ファブリッツィオ・ルッキ
衣装デザイン: ピエール=イヴ・ゲロー
音楽: アンドレア・グエラ
キャスト: シャーリー・マクレーン バーボラ・ボブローヴァ マルコム・マクダウェル サガモア・ステヴナン オリヴィエ・シトリュク

製作: 2008年 アメリカ・イタリア・フランス合作のテレビ映画
上映時間: 2時間15分

第二次世界大戦後、亡命生活を終えてファッション界へカムバックを果たした1954年以降のシャネルが、自身の駆け出しの時代を追想する2部構成で、世界で最も有名なデザイナーに肉迫・・・シネマトゥデイ

IMDb★★★★★★★☆☆ 6.9/10 379votes 
YAHOO! MOVIES
YAHOO!JAPAN 映画★★★☆    3.87点/68人
映画生活 ★★★☆ 73点/29人

◆◆◆さくら65点 劇場観賞

駆け出し時代はラブストーリーとして、カムバックを果たしてからはサクセス・ストーリーとして、それぞれを楽しむ事が出来るテレビ映画だったけど、個人的には、晩年のストーリーをメインにもっと尺を取って展開して欲しかった。というのも、若かりし日のシャネル(バーボラ・ボブローヴァ )は精彩を欠いていて魅力不足だったけど、晩年のシャネル(シャーリー・マクレーン)は生命力が満ち溢れていて凄く魅力的だったからだ。これは衣装や設定云々というより、女優さんと役柄の相性によるものだと思う。

当時最先端のファッションを描いていた割りには、全体を通してどことなく野暮ったい雰囲気だった。エレガンスを感じられなかった。あくまで個人的な感想だけどね。とはいえ、ブラックドレス、ジャージードレス、シャネルの5番、イミテーション・ジュエリー、CCマーク、シャネル・スーツ、カメリアの花・・・・・と、シャネルshineだけがスクリーンに溢れているので、まるでウィンドーショッピングをしている気分で楽しかった。

晩年のシャネルのビジネスパートナーのマルク・ボウシェが素敵だった。カフェで一瞬だけ見せた笑顔に、シャネルとの過去の蓄積とその関係性が伺えて最高だったsign03
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smoking覚書 ~ 時代背景、他 (ネット&以前読んだ本から) 

◆“脚線美”は男のものだった

膨らんだロングスカートは、女性の下半身を無いものにする(隠す)ためのものでした。それが社会道徳の求める女性の姿でした。

ルイ14世の肖像画(下左画像)を見てください。63歳(1701年)になった王が装飾的なハイヒールをはき、太ももまであらわにして、ポーズをとっているのは、決して倒錯的な狙いがあったわけではなく、王の気品と威厳とを見せるためのものです。脚線美は男性の属性だったのです。 *下右画像は19世紀初頭の‘ダンディ’ファッション
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◆コルセットからの解放 ~シャネルが最初では無い!?

シルエットを支配していたコルセットを外すファッションを提案したのが、ポール・ポワレです。ポワレはウエストの位置を上げ、緩やかなシルエットを打ち出しました。高いウエストの位置から、布をドレープさせ、布の曲線の美しさを表現しました。ほぼ同時期、ポワレの他にも、マドレーヌ・ヴィオネといった女性デザイナーもコルセットを外すデザインを提案しました。

このようなコルセットを外す動きの背景には、時代の変化、活動範囲が広がったこと、スポーツなどレジャーのようなものが普及し始めたことがあると言われています。

ポアレなどのコルセットを外すスタイルが、すぐに普及したわけではありませんでした。ポワレの服が注目を集めたのは、当時の有名女優がポワレの服を気に入って、積極的に身に着けるようになったことがきっかけと言われています。

※コルセットの代わりとして、体型をきれいに見せるものとしてブラジャーが登場してくるのもこの時期です。・・・全文を読む

◆空白の15年間のシャネル

ココ・シャネル : ガブリエル・ボヌール・シャネル、1883年8月19日 - 1971年1月10日。

Chanel1 1939年(56才)に、当時4000人を抱える大企業として成長したシャネルだったが、コレクション前の苛烈な労働条件に、労働者側がストライキを敢行。ココはあっさり一部店舗を残し全てのビジネスを閉鎖、一時引退する。以後、同年9月に勃発し1945年8月に終結した第二次世界大戦中と戦後のスイスへの亡命期の15年間、ココはフランスのファッション界で沈黙を守る。

第二次世界大戦中の1940年にフランスがアドルフ・ヒトラー率いるドイツ軍に占領され、親独のヴィシー政権下となった際に、レジスタンスとしてフランス人の中にドイツ軍による軍事占領に抵抗した結果、捉えられた末に拷問されたり戦闘によって命を落としていた人たちがいた一方で、シャネルはドイツ軍将校と愛人関係を結び、愛人の庇護の下自堕落な生活を送った。

1954年(71才)に、スイスへの亡命生活を終えパリに戻り、ヴァンドーム広場を望むホテル・リッツに住まいを構えファッション界へカムバックを果たす。・・・全文を読む

◆シャネル空白の15年間に流行っていたファッション

ニュールック

8 1947年S/Sコレクションでクリスチャン・ディオールが独立後初めてのコレクションとして発表した新しいシルエットは、世界的なセンセーションを巻き起こしました。「ニュールック」です。

ポイントはゆったりしたなだらかな肩に細く絞ったウエスト、長くてフルなフレアースカートが特徴です。これはその型から数字の「8」を当てはめたライン「8ライン」とも呼ばれます。戦後、46年までのボールドルックと比較するとエレガントな女らしさを強調した平和のシンボルと言われました。この時代スキャパレリ、バルマンも8ラインと同様のウエストを細く絞ったラインを発表し、トレンドとなりました。・・・全文を読む

 

 

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*『ココ・アヴァン・シャネル』の感想 : こちらは、成功するまでの若かりしシャネルを描いた映画。

*映画を見た後に読んだシャネル伝記本、関連本。

 

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コメント

おー 見たんだね

「ココ・アヴァン・シャネル」来週上映なので
まだ見てないよ
見てから感想書くねー(o^-^o)

投稿: nono1 | 2009年9月12日 (土) 08時03分

3人の女優による3人のシャネルを
nono1さんがどう推し測るか
興味ある shineshine

感想を楽しみにしてるshine

投稿: さくらスイッチ | 2009年9月12日 (土) 11時00分

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