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2009年12月 7日 (月)

452: マッリの種/ザ・テロリスト 少女戦士マッリ

この暗殺に世界中が戦慄し注目が集まる
君は 最強かつ精巧なる武器
“考える爆弾”だ

Malli02

原題: Theeviravaathi: The Terrorist

監督・脚本・原案・撮影: サントーシュ・シヴァン
プロデューサー: シュリー・プラサード / ジット・ジョーシ
脚本: ラヴィ・デーシュパンデー / ヴィジャイ・デーヴェーシュワル
編集: シュリーカル・プラサード
美術: シヤーム・スンダル
音楽: ソーヌ・シシュパール / ラージャマニ
提供: ジョン・マルコヴィッチ
キャスト: アイーシャー・ダルカール ヴィシュヌ・ヴァルダン バーヌ・プラカーシュ K・クリシュナ ソーヌ・シシュパール

言語: タミール語 日本語字幕
製作: 1999年 インド
上映時間: 1時間39分

1991年に起きた少女の自爆テロによるラジブ・ガンジー首相暗殺事件を基に、任務実行に赴く途中、出会った人々との交流を通じて女性闘士が人間性に目覚めていく姿を描く。シネマトゥデイ

IMDb★★★★★★★☆☆ 7.0/10 1,323votes
YAHOO! MOVIES】 The Critics: - Yahoo! Users:B+ 20ratings
YAHOO!JAPAN 映画★★★ 4点/1人
映画生活★★★ 86点/5人

◆◆◆さくらスイッチ 70点 (レンタルDVD)

少女がテロリストになる、って切な過ぎる。そしてその過酷な環境に無自覚で居る事に、胸が痛くなる。間違っている、気付いて、と叫びたくなる。budbudbud sun bud

 

◆インタビュー

・監督 サントーシュ・シヴァン

1991年、ラジブ・ガンジーはひとりの少女の自爆テロによって暗殺されました。私の頭の中に一つの構想が芽生えたのです。そして、テレビでは、頻繁に湾岸戦争が放映されていたのです。

自分の体に爆薬を仕込んだベルトを巻きつけるなんて…。あんなことができるのはどんな人間なのか。彼女の行動を止めることはできないのだろうか、と考えてみたんです。

私はこの映画に登場するような人々を実際に知っていましたので、彼らをリアルに描くことができたんです。ジャングルの只中で「コカコーラ」といって少年がマッリに差し出します。おかしいでしょ。でも実際にあることなんです。

残虐シーンを詰め込み、「こういうことはいけません」というエンディングを迎える映画が数多く存在します。そんな、残虐シーンを目当てにやってきた観客に一泡吹かせてやろうと思ったのです。「こんな残虐なシーンは二度と見たくない」と。

インドの政治状況は、落ち葉集めのようなものです。ようやく掃き寄せたと思ったら風に吹き飛ばされてゆくのです。その繰り返しです。

政治情勢を変える力は映画人にはありません。私たち映画人にできるのは、人々の注意を喚起することだけなのです。

ロサンジェルス・タイムズ紙2000/2/25by Matt Coltrin
タイムアウトNY誌2000/4/11-17by Brooke Comer

Santosh Sivan : 「ロージャ」「インディラ」などで知られる現代インド映画界屈指の撮影監督。これまで40を超える作品を担当し、インド・アカデミー賞受賞9回。本作で長編監督デビュー。新作「Ashoka the Great 」('01) は2001年10月26日全英公開され、大好評を博した(日本での配給権は売却済)。チェンナイ生まれ、マドラス在住、38歳。

・主役 アイーシャー・ダルカール

マッリは私たちの身近にいるような普通の女性ではありません。幼いころから一つの組織に所属し、外の世界を知らない環境で育った人間は、洗脳され、組織のためなら進んで命を捨てるだろうと思います。少女テロリストの写真を目にしたことがあります。聞いた話によると、彼女たちは何のためらいもなく人を殺すそうです。それが仕事なのですが、彼女たちは人間らしさというものに目覚めたいと願っていると思うのです。彼女たちの行為は、殺したいから殺すというエゴイズムと、自分の命を捨てることがどんなことかわからないまま、組織に従うという自我のなさとが入り混じった矛盾したものです。

彼女たちは、家族によって組織に送り込まれているそうです。貧しく、教育や結婚の費用が出せないためだそうです。少女が死ぬと、組織から家族にお金が渡されるそうです。ある意味では、少女たちは家族の生活のためにテロリストになったとも言えるんです。

人間は、自分の意思を持ってこそ、人間だと言えるのではないでしょうか。たとえささやかではあっても、マッリは人間らしさを取り戻そうとした。そこに希望があります。

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