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2009年12月 9日 (水)

454: ボスニア戦線

日常と非日常が逆転する戦場特派員の生活

Territorio_comanche_01

原題: Territorio Comanche

監督: ヘラルド・エレーロ
製作総指揮: マリエラ・ベスイエフスキー
原作: アルトゥーロ・ペレス=レベルテ
音楽: イバン・ヴィソグロード
脚本: サルバドール・ガルシア・ルイツ 、アルトゥーロ・ペレス=レベルテ

キャスト: イマノール・アリアス カルメロ・ゴメス セシリア・ドパーゾ ミルタ・ゼチェヴィック ブリュノ・トデスキーニ

製作: 1997年 スペイン
上映時間: 91分

スペインTV局で働く人気ジャーナリストのラウラ。彼女はボスニア紛争(1992-1995)真っ只中の首都サラエボの状況をリポートするため紛争地帯へと向かう。上司が手配した現地でチームを組むジャーナリストのマイケル、カメラマンホセは、若いラウラを煙たがる・・・Amazon

IMDb★★★★★★★☆☆ 6.8/10 167votes
YAHOO! MOVIES
YAHOO!JAPAN 映画
映画生活★★★★ 80点/1人

◆◆◆さくらスイッチ 65点 (レンタルDVD)

「戦争映画」、「戦場特派員」というと、重いテーマがあって何らかの問題提起をしているモノだと思ってしまう。でもこの映画はそういう視点では撮られていない(と思った)。戦地に馴染んでいく特派員のタフさみたいな人間性を、前向きな視線で描いていた。

Territorio_comanche_02

◆参考

・戦争におけるメディアのあり方は?

ボスニアの戦争に限っていえば、ジャーナリストに救われた。度々報道してくれたおかげて、NATOや国連の介入を受けられた。ただそれが、本当に助けるためだったか、面目を保つためだったかは疑問だが、結果的に戦争は終わった。メディアは非常に重要だ

逆に悪い点をいうと、ジャーナリズムがビジネスになってしまっていることだ。本当の報道とは何かを、目を覚まして考えて欲しいと思う。

我々の社会にも問題がある。人間が犬に噛まれてもニュースならないが、犬が人間に噛まれればニュースになる。これはゆがんだ社会の表れだ。我々の社会がどのように機能して、人々が何を求めているかがよく分かる。

ただ、はっきり言えることは、どんな報道であっても、客観的な報道などあり得ないということだ。人を通して伝える限り、報道とは主観的であると思う。だから倫理観を持って報道してもらいたい。スクープやビッグニュースを求めるだろうが、それでは真実を見失ってしまう。

ダニス・タノヴィッチ
ユーゴスラビア(現在はボスニア・ヘルツェゴビナ)出身の映画監督・脚本家。 *注:本作の監督ではない。上記は『ノー・マンズ・ランド』インタビューでの言葉。 ^^;

◆覚書

コマンチ

Rah66 原題にある‘Comanche’とは、RAH-66 (航空機)の愛称である。RAH-66は、ステルス技術が反映されたアメリカ合衆国の試作武装偵察ヘリコプターで、開発はボーイング・ヘリコプターズとシコルスキー両社により行われた。開発計画は2004年2月に打ち切られたが、同国にて最初の全天候型ステルス偵察ヘリコプターであった。

尚、愛称のコマンチ(Comanche)は、北米先住民族のコマンチ族(コマンチェ族とも)からきている。

コマンチェ族の名前の由来

コマンチェ族(コマンチ族とも言う、Comanche)は、歴史的にコマンチェリアと呼ばれる範囲に住んでいたインディアン部族である。

コマンチェの名前の由来には様々な説明がある。恐らく最も多くの人の間で受け入れられているのは、ユテ(w:Ute tribe)語で「人々」を意味する"Kohmahts"のスペイン語訛り、"Komantcia"に由来するという説である。"Kohmahts"は、「敵」「戦いを望む人々」「敵対する人々」または「よそ者」など、いろいろな言葉に翻訳される。

・原作者 アルトゥーロ・ペレス=レベルテ

Arturo_prezreverte アルトゥーロ・ペレス=レベルテ(Arturo Pérez-Reverte, 1951年11月25日 - )はスペインの小説家、ジャーナリストである。

カルタヘナ生まれ。1973年よりプエブロ紙でジャーナリストとしての活動を開始し、後にスペイン国営テレビに移籍。1994年に小説家に転身するまで一貫して戦場特派員として取材を続ける。また1986年にナポレオン戦争を題材にした処女小説「El húsar」を発表。1990年の「La tabla de Flandes(『フランドルの呪画』)」、1993年の「El club Dumas o La sombra de Richelieu(『呪のデュマ倶楽部』)などヒット作を連発。1994年にTVEの内紛からTVEを辞め、小説の執筆に専念する。

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