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2009年12月10日 (木)

455: 告発のとき

なぜ息子が・・・?

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原題: In the Valley of Elah

監督・脚本・製作・原案: ポール・ハギス
製作: スティーヴン・サミュエルズ / パトリック・ワックスバーガー / ダーレーン・カーマニョ・ロケット / ローレンス・ベクシー
製作総指揮: スタン・ヴロドコウスキー / デヴィッド・ギャレット / エリック・フェイグ / ジェームズ・ホルト / エミリオ・ディエス・バロッソ
撮影: ロジャー・ディーキンス
音楽: マーク・アイシャム
編集: ジョー・フランシス
キャスト: トミー・リー・ジョーンズ シャーリーズ・セロン スーザン・サランドン ジョナサン・タッカー ジェームズ・フランコ ジェイソン・パトリック フランシス・フィッシャー ティム・マッグロウ

製作: 2007年 アメリカ
上映時間: 2時間1分

失踪したイラク帰還兵の息子を捜索する父親が、アメリカ軍が封印しようとする真実に迫っていくサスペンス・ドラマ。2003年に実際に起きた事件を基に映画化。シネマトゥデイ

IMDb★★★★★★★☆☆☆ 7.5/10 24,516votes
YAHOO! MOVIES】 The Critics: B+ 12reviews Yahoo! Users:B-  2,261ratings
YAHOO!JAPAN 映画★★★★  4.06点/254人
映画生活★★★ 76点/130人

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徴兵制を廃止し、現政治家の子息に軍隊経験者は殆どいなくなった。戦地に赴く青年たちの様相も変化してくる。「刑務所に行くか、戦地に行くか」、と言われ戦地に赴く若者たち。学費のため戦地に赴く貧しい青年たち。そして今も昔も存在する、両親の愛を受けて育ち、元軍警察の父親を尊敬するマイクのような人間。

新型兵器の実験場と化したイラク戦地の悲惨さには目を覆いたくなる。狂気の渦の中で、狂気に感化されていく若者たちに背筋が寒くなる。その狂気を抱えて帰還し、必死に心のバランスを取ろうとしても、一度でも開いた心の闇の扉に鍵をかけるのは難しい。映画を観ているこちらが苦しくなってくる。

エラの谷(Valley of Elah)でいったい何が起こっているのか? 少年ダビデがエラの谷で戦った巨人ゴリアテは何の象徴なのか? マイクがイラクで戦った敵は何だったのか? マイクは何に殺されたのか? 「大人はなぜ少年を戦いに行かせたのか?」 この映画の問いかけに答えを出すのは難しいが、いわゆる「反戦映画」以上の深い絶望感を感じた。

これが事実に基づいているなんて・・・

以下、ネタバレあり。
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本作で「国旗を上下逆にして掲揚するのは、国際的な救難信号」だという説明がなされている。それを観た瞬間は、その意味を「アメリカが世界に向けて救難信号を発している」と受け取ってしまい、正直ムカッとした。でも直ぐに、「‘前線で戦っている兵士’が‘アメリカ国民’に向けて救難信号を発しているんだ」と気が付いた。

ところで、上下がない日本国旗って、この信号を使うこと出来ないね。(笑)

Elah

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