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2010年1月31日 (日)

484: ダリ 科学を追い求めた生涯

芸術、科学、宗教の融合を目指したダリart

ミルククラウンの署名
わが父はフロイト
原子核の神秘
宗教的絵画と黄金比
DNAの二重らせん構造に夢中

超次元の現実表現art

Photo_2

art概要

20世紀最大の芸術家サルバドール・ダリの芸術と科学の密接な関係を紐解き、ダリの知られざる横顔をとらえる画期的なドキュメンタリー。

スペインが生んだ20世紀最大の芸術家サルバドール・ダリ。東京で開催された「回顧展」、大阪・名古屋・北海道で開催された「創造する多面体」と、 2006~07年にかけて日本各地で展覧会が開かれている。それぞれ数十万人規模の動員となり、再認識および再評価が高まっている。ダリの超現実的な人生と、幻想的・非日常的な絵画は観る者を魅了し続ける。

本作はガラ=サルバドール・ダリ財団協力のもと、ダリ生誕100年となった2004年にスペインで制作されたドキュメンタリー。ダリの生涯と代表作の紹介に加え、ダリが生涯を通して追究し続けた「科学」に焦点を当てて解説する。紹介されるテーマは「精神分析」「相対性理論」「遺伝学」「数学」。これらのテーマに基づいて、ダリの代表作《記憶の固執の崩壊》や《最後の晩餐》《レダ・アトミカ》などを科学的・物理的・数学的な見地から分かりやすく解説。ダリが魅了され自らのサインにも使っていたミルククラウン(牛乳を1滴垂らすと王冠の形状になる現象)の解説に始まり、ダリが得意としたダブルイメージ(見方によって複数のイメージが見える)、アインシュタインとの関係、科学者たちとの交流、生涯を通して読み漁っていた書籍の数々、緻密に計算された構図を基に描かれた代表作のエピソードなどがダリ自身と、美術史家や科学者によって語られる。芸術と科学が結びつく画期的な内容で、より深くダリを知るための貴重な1本。

art見るきっかけ&感想

元々ダリの絵は好きだったんだけど、2007年春に『ダリ展』を見てから余計に興味を持つようになった。画集や本ではなく、DVDドキュメンタリーがあったので、興味を惹かれてレンタルしてみた。

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美術展『生誕100年記念 ダリ展 創造する多面体』(2007)でもダリと科学の関係にふれた文章が展示されていたけど、こうやって映像で見ると、改めてスゴイなぁ~と感動した。ダリの絵は、芸術と科学と宗教を融合した超次元の現実表現だ、という事が凄くよく分かった。

ダリの絵は非現実的に見えるけど、どんな写実表現の絵よりも「現実的」なんだと再認識した。ダリの絵に「見えるモノ」が、変わっていく。

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artサルバドール・ダリ(1904~1989)

1904 年5月11日、スペイン北東部カタルーニャ地方のフィゲラスに生まれる。少年時代から絵画に興味を持ち、1921年(18歳)にマドリードのサン・フェル ナンド王立美術アカデミーに入学。ここで詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカと映画監督ルイス・ブニュエルと知り合い、1929年に映画『アンダルシアの 犬』を共同制作。

1927年にパリを訪れ、パブロ・ピカソやアンドレ・ブルトンらと交流。この頃からシュルレアリスム(超現実主義)に傾倒し、写実的で卓越した技術で注目を浴びる。1932年、運命の女性となるガラと結婚。

その後、第二次世界大戦を避けるためにアメリカへと渡り、商業的な肖像画や作品を描 いたことで他のシュルレアリストから非難される。

大戦後は故郷スペインのフィゲラスに戻り、ガラを聖母に見立てた作品を多く発表。1982年にガラが死去 した影響で創作意欲が失せ、引きこもる生活を送る。1989年8月30日、心臓発作により84年の生涯を閉じた。

天才的な芸術の才能だけでなく、奇抜なパフォーマンスと容姿でも注目を浴びている。生誕100周年を迎えた2004年は、本国スペインのみならず世界各地で様々なイベントが開かれた。

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